教育ICTリサーチ ブログ

ICTを教育にどう活用できるか、現場目線でリサーチします。

宝仙学園小学校 秋の公開授業研究会 レポート No.2(2018年11月30日)

 2018年11月30日に、宝仙学園小学校にて行われた、「宝仙 秋の公開授業研究会 未来の学びをデザイン タブレット一人1台のその先へ」に参加しました。

 公開授業が終わったあとで、参加型カンファレンスが開催されました。最初にプレゼンテーションを行った日髙好生 校長先生は、これからの学校は、子どもたちに「不透明な未来社会で生き抜く力」を身につけさせることが必要であり、そのために、「親も教師も学び直しをしなければいけない時代」である、という話をされました。
 また、宝仙学園小学校は、「学校のハブ空港化を目指す!」という宣言もされました。宝仙学園小学校では、ここに集まってくる人こそが、最大の教育リソースの一つだと考えています。ハブ空港のようにたくさんの方が宝仙学園小学校に来校し、「多様な専門性が結集し、力を発揮する」ことができるようにすることを目指している、というお話でした。
 この日の公開授業研究会の全参加者は45人だったそうです(内訳は、小学校の先生方が23人、企業からの参加者が17人)。こうして実際にたくさんの先生方、企業の方が参加してくれ、つながっていくことで、宝仙学園小学校がハブになって新しい教育に関する知を交流させていくことができるのではないかと思いました。 
f:id:ict_in_education:20181228152102j:plain

 次にプレゼンテーションを行ったのは、加藤朋生 先生です。加藤先生は、最初にアイスブレイクの時間を設けました。テーブルに座っている参加者たちにグループセッションをしてもらうことで、そこに縁を生み、情報をシェアしてもらうように場を設定しました。これまで見学してきた学校の実践や見学で印象に残ったものを共有していきました。講師から一方的に講義を受けるのではなく、参加者同士が積極的に関わり合うことで、学びを生み出すこの方法は、宝仙学園小学校の教員研修でも常に大切にされています。
 その後で、「ICTが教育現場に入ってきた本質的な意義とは?」とうタイトルで、宝仙学園小学校が実践しているICTの活用についてのいちばん基礎になる考え方について紹介してもらいました。
f:id:ict_in_education:20181228152206j:plain

 加藤先生のプレゼンテーションは、手描きのイラストをたくさん使って、これからのアジェンダについて紹介するものでした。研究会全体の見通しを参加者と共有することで、「未来の学びのデザインの第一歩を踏み出す」というゴールを意識することができました。あまり学校のプレゼンスライドでは見ないスタイルですが、図工など児童の制作物が廊下にたくさん飾られている宝仙学園小学校のイメージに合っていると感じました。
f:id:ict_in_education:20181228152243j:plain

 No.3に続きます。
blog.ict-in-education.jp


(為田)

宝仙学園小学校 秋の公開授業研究会 レポート No.1(2018年11月30日)

 2018年11月30日に、宝仙学園小学校にて行われた、「宝仙 秋の公開授業研究会 未来の学びをデザイン タブレット一人1台のその先へ」に参加しました。最初に、5時間目の公開授業を見学しました。

 公開授業は、2018年春にオープンした新教室「My Lab.」で行われました。My Lab.は、アウトプットしたくなる空間を目指して設計されました。テーブルや椅子などを自由にレイアウトすることができて、グループごとの活動に適した形に簡単に変更することができます。
f:id:ict_in_education:20181228150815j:plain

 宝仙学園小学校の加藤朋生 先生(国語科)、百瀬剛 先生(図工科)、中村優希 先生(社会科)の3人が授業デザインをした公開授業は、「防災アイデア」を創造する探究型の授業でした。

  • 第1時 社会
    • 災害を体験。写真に感想を書き込む。
  • 第2時~第3時 国語
    • 「防災アイデア」を考える。
    • ビジョンを共有する児童でグループを作る。
    • 「○○で○○ができるなんて!」という定型文(キャッチコピー)を考え、そこをスタートにして防災アイデアを創造する。
  • 第4時(本時) 創造探究
    • 図や絵、ことばでグループの防災アイデアをまとめる。
    • ブースで自分たちのグループの防災アイデアを伝えるプレゼンテーションをする。
    • 「他者へ伝えること」を目標とする。

 一人1台のiPadでロイロノート・スクールを見ながら、これまでにまとめてきた防災アイデアについてディスカッションをし、他者へ伝えるためにどのような形でまとめるかを考えていました。
f:id:ict_in_education:20181228150928j:plain

 普段からロイロノート・スクールを使っているからか、自分たちの考えをアウトプットするためのツールとして、使えているように思いました。手書きで文字を書いている児童もいますが、ソフトキーボードで入力をしている児童もいます。
f:id:ict_in_education:20181228151004j:plain

 今回の授業を行った教室 My Lab.は、壁面にたくさんのホワイトボードが用意されているので、どんどん児童が書き込むことができます。グループNo.のマグネットを貼って、それぞれのグループがそこの持ち場でプレゼンテーションの準備を行っていました。
 アイデアがまとまってきたら、各グループの場所でプレゼンテーションをする準備を始めます。今回は、ロイロノート・スクールでまとめてある資料や原稿などを見ながら、ホワイトボードに書き写して資料を作っていました。
f:id:ict_in_education:20181228151118j:plain

 防災アイデアをプレゼンテーションするには、文字や図などの情報だけでなく、実物があった方がわかりやすいと判断して、試作品(プロトタイプ)を用意しているグループもありました。「このツールでしかプレゼンテーションしてはいけない」というのではなく、「他者に伝わるか」ということを基準として、そのためにどんな素材を使えばいいのかということを考えることができていたのは、非常によかったと思いました。
 今回の授業設計に図工の百瀬先生が入っていることで、こうした「実際に作ってみる」ということも、授業の中に取り入れやすかったのだろうか、と思いました。
f:id:ict_in_education:20181228151204j:plain

 授業の最後に、百瀬先生は、ルーブリックをロイロノート・スクールで共有していました。児童は、自分のロイロノート・スクールでルーブリックを開いて、自分で自分の学習活動を評価し、丸を付けてロイロノート・スクールの提出箱へ提出します。
f:id:ict_in_education:20181228151237j:plain

 大型ディスプレイでルーブリックを共有するとともに、手元にも送って、自分で活動をふりかえり、評価をしてもらうようになっていました。
f:id:ict_in_education:20181228151349j:plain

 No.2に続きます。
blog.ict-in-education.jp


(為田)

【イベント情報】192Cafe 公開イベント#1 私立小が創る未来の学び ~競争から共創時代へ~(2019年1月19日)

 2019年1月19日(土)に、192Cafe 公開イベント#1 私立小が創る未来の学び ~競争から共創時代へ~というイベントを、聖徳学園中学・高等学校にて開催します。

 192Cafeは、2018年10月に立ち上げた、日私小連に加盟している192の私立小の学校の壁、教科の壁を超えて「未来の学び」について考えるオープンイノベーションベースです。
 ICT機器を活用した教育を切り口に、教育に関する様々な情報を共有し、参加者とのネットワークを築き、自らの世界観を広げることを目指します。
 私学人として、各学校の発展のため、日本の教育のため、切磋琢磨し新しい教育を創っていきましょう。 
 今回は、キックオフイベントとなります。「私立小が創る未来の学び」をテーマに開催します。
 私立小だけでなく、国公立の教員や企業の方など、多くのご参加をお待ちしています。

 今回のイベントのアジェンダも以下の通り、すべて確定しました。積極的に校内で実践を重ね、外部で発表をし、外部とコミュニケーションを取ってきた、Cafe192を作った宝仙学園小学校の吉金佳能 先生と、加藤朋生 先生だからこそ集められた登壇者の先生方だと思います。今からとても楽しみにしています。

■第1部

  • 13:30-13:45
    • Opening(宝仙学園小学校 吉金 佳能/加藤 朋生)
  • 13:50-14:40
    • iPadが拓く未来の学び ~「遊び道具」から「空気のような存在」へのドラマ~(さとえ学園小学校 山中 昭岳 教諭)
  • 14:50-15:15
    • Programing×Learning by Making=Creativity ~1人1台のロボットを自由に製作する小学校の授業~(加藤学園暁秀初等学校 中原 悟 教諭)

■第2部

  • 15:30-15:50 分科会1 [ Program A/B/C ]
    • Program A「映像×ICTでチームを創る」(榎本 昇 教諭 [森村学園初等部])
    • Program B「ICT活用の道しるべ 互いに評価するプレゼン」(田中 栄太郎 教諭 [日本女子大学附属豊明小学校])
    • Program C「ICTで実現!発表したくなる英語授業」(人見 礼子 教諭 [昭和女子大学附属昭和小学校])
  • 16:00-16:20 分科会2 [ Program D/E/F ]
    • Program D「これからの時代に求められる人材の育成と新たな学びの試行錯誤(IB PYP認定校での学びから)」(峰岸 巧 教諭 [開智望小学校])
    • Program E「学びは変わる〜小学校における1 to 1導入~」(龍 達也 副校長 [敬愛小学校])
    • Program F「最小限の投資で最大限の教育効果を」(中林 宣顕 教頭 [箕面自由学園小学校])

■第3部

  • 16:30-16:50
    • 中高でチャレンジしているICT(聖徳学園中学・高等学校 品田 健 教諭)
  • 16:50-17:00
    • Closing(フューチャーインスティテュート株式会社 為田 裕行 氏)
  • クローズ後
    • 情報交換会[参加者交流 名刺交換]

 この場でそれぞれの先生方が各校の授業実践を聴き、勤務校に戻って何かをスタートする機会になる、そんな場になればいいと思っています。
 この192Cafeは、今年の夏休みから、吉金先生と加藤先生とで、「私立小学校を結ぶコミュニティを作りましょう!」ということで相談してきたプロジェクトです。そのため、このイベントの後にも、次に繋がるような展開を考えています。サステイナブルなコミュニティを作りたいと思っています。学校の先生のコミュニティだからこそ、それに合わせた構築をしていきたいと思っています。
f:id:ict_in_education:20181021133844j:plain

 私立小だけでなく、国公立の教員や企業の方など、多くのご参加をお待ちしています。2018年12月28日現在、教育関係者が54名、一般参加者が7名です。企業の方もご参加いただけます。チケットは、Peatixからどうぞ。
ptix.at

(為田)

 

【イベント情報】平成30年度戸田市小・中学校児童生徒プレゼンテーション大会(2019年1月12日)

 2019年1月12日(土)に戸田市文化会館 大ホールにて行われる、「平成30年度戸田市小・中学校児童生徒プレゼンテーション大会」に参加させていただくことになりました。

とだっ子に21世紀型スキルの一つであるプレゼンテーションスキルを育成するため、戸田市小・中学校児童生徒プレゼンテーション大会を実施します。
今年度は、小学生が「日頃の学習の成果」や「子供たちの生活における課題解決」、中学生が「私が戸田市長だったら」をテーマにプレゼンテーションを行います。
また、実際に社会で活躍されている方によるプレゼンのデモンストレーションを見ることで、児童生徒が自分の思いを伝えるためにはどのようにすればよいかを学ぶ機会としています。プレゼンのデモンストレーションは、フューチャーインスティテュート株式会社 為田 裕行氏に行っていただきます。
為田 裕行氏は、本市の21世紀型スキル育成アドバイザーであり、ICT教育の推進に向けて、全国で活躍されています。


[記者発表資料]平成30年度戸田市小・中学校児童生徒プレゼンテーション大会を行います 国際社会で活躍できるとだっ子の育成 - 戸田市公式サイト

f:id:ict_in_education:20181227005135p:plain

 なんと今回は、プレゼンのデモンストレーションを行うこととなり、年末年始はこのプレゼンデモンストレーションのための準備もしなくては…と思っています。
 昨年は、会場に見に行かせていただいていたのでした。会場の雰囲気を知っているだけに、よりがんばろう!という気持ちになっています。
blog.ict-in-education.jp

 このイベントの参観者は戸田市立各小・中学校児童生徒の代表、保護者、各学校関係者、他市町教育委員会関係者、地域の方となりますが、2018年 戸田市内の小学校・中学校に多く行かせていただき、たくさんの先生方や児童生徒と話をしたこともありますので、その方々に聞かれても恥ずかしくないものにしなくては…とがんばって準備をしたいと思います。

(為田)

Studyplus for School Award 2018 レポート No.5(2018年11月14日)

 2018年11月14日に開催された、Studyplus for School Award 2018に参加しました。このイベントは、Studyplus for Schoolを活用している教育関係者を招いてのパネルディスカッションや、事例報告、表彰などを行うもので、2018年のテーマは、「Education After Internet〜教育の未来〜」でした。

 最後に、Studyplus for School Award 2018の会場で資料として配布されたStudyplusユーザー 現役合格者データガイドを紹介したいと思います。こうしたデータガイドをフィルタをかけて、細分化して出せるのは、デジタルの強みの部分だと思います。
f:id:ict_in_education:20181222163421j:plain

 早稲田大学の現役合格者がどれくらい月間で勉強していたか、週間で勉強していたか、ということを見ることができます。
f:id:ict_in_education:20181222163453j:plain

 また、4月~6月の間、早稲田大学に合格した生徒に人気のあった教材は何か、ということもわかるようになっています。
f:id:ict_in_education:20181222163542j:plain

 こうした分析も、学校/学習塾単位でまとめることができれば、生徒たちががんばって学習履歴を記録することへの良いフィードバックになるのではないかと思いました。こうして出てきたデータを、どのように読み解くか、解釈するか、そしてそれをどう活用するか、先生方の仕事は、こちらの方にシフトしていくのではないかと思います。そのために、Studyplus for Schoolは、良いツールとなるのではないかと思います。

(為田)

Studyplus for School Award 2018 レポート No.4(2018年11月14日)

 2018年11月14日に開催された、Studyplus for School Award 2018に参加しました。このイベントは、Studyplus for Schoolを活用している教育関係者を招いてのパネルディスカッションや、事例報告、表彰などを行うもので、2018年のテーマは、「Education After Internet〜教育の未来〜」でした。

 Studyplus for School Award 2018 表彰式 / 受賞校事例紹介がありました。受賞した学習塾の実例が非常に興味深かったです。

Most Progressive School

 最初に、「Most Progressive School」を受賞した、国大Qゼミの方のコメントです。「塾に来ていない時間にもアクションできるようになった」というのは、EdTechの強みをよく表している表現だと思いました。

  • 毎週10分の面談を今年度からスタートした。そのなかでStudyplus for Schoolを使っている。
  • 生徒にアクションを起こせる材料が多く手に入る。いままで塾に来ているときにしかアクションを起こせなかったのが、塾に来ていない時間にもアクションできるようになった。
  • 毎週1回、プランニングを入れる、というのを全校でのルールにしている。
  • ちゃんと勉強しなきゃいけないものを見える化して、それを生徒自身が把握するのが大事だと思っている。それを教えるだけで、高校生は「勉強しなきゃいけないな」というのが蓄積されていく。それで十分だと思っている。
  • プランニングの入力は、中期的な計画から、週次に分けてチューターが行っている。
  • 毎週の面談を今年度からスタートした。オペレーションも変わったが、保護者が気にするのは、「塾に入ったら勉強するか、しないか」ということ。どんな授業かはあとで説明するが、まずは「こうやって学習を管理していますよ」というのを話すようにしている。
  • Studyplusの機能もリニューアルされていくと思うので、記録をするというところで、時間だけでなく、ひとつひとつの勉強の中身に突っ込んでいくときに、Studyplusが役割を果たせるのではないかな、と思う。

f:id:ict_in_education:20181222162841j:plain

Most Analytical School

 次に、「Most Analytical School」を受賞した市田塾の方のコメントです。Studyplus for Schoolを常に表示しておくことで、自習室の様子を把握しておき、的確な声掛けやチュータリングができるようにしてあるそうです。また、なぜStudyplusを使うのか、という理由を生徒に説明しているのがいいと思いました。

  • 基本は一斉指導。映像授業はウイングネットを導入。
  • 英語と数学は一斉指導で授業。そこでカバーできない講座について、ウイングネットを活用。
  • 高校1年生、2年生の学習意欲が低いという問題があり、そのための管理ツールとして、Studyplus for Schoolを紹介してもらった。
  • 学習管理については、一斉指導だったが、紙で管理をしていた。紙ベースではできない部分をStudyplus for Schoolを使っているので、すんなり導入できた。
  • 紙からデジタルにすることで、25人いるチューターがデジタルベースで仕事をするほうがずっと楽。情報共有も簡単。全員が把握している状況を作れた。
  • 常にモニターにStudyplus for Schoolの画面を表示させておいて、「いまこれをやっているな」というのを見ている。自習室に100人くらい来ているが、何をやっているかがわかるようになる。見ているだけで、放って置いている。「なんでこれしているんだろう?」というときは、チューターに声をかけて、生徒とコミュニケーションをとってもらっている。
  • 夏休みにPDCAサイクルを回すために、プランニングを使っていたが、きちんと機能していると思う。模試の結果や勉強を見て気になったときには、「計画を見せて?」と言っている。
  • メッセージを通じて画像を送る機能を使うと、作文指導などもできるようになる。チューターはそういうふうに使っている。
  • 「きちんと記録をとってくれることで、適正な計画を立てることができる」と生徒には伝えている。きちんと伝えたら、記録をとってくれるようになった。
  • 記録をする意義として、より分析的にしていくため。
  • ちょっと遊びの要素も。「ゲームしていた時間も記録しておいて」と言うと、ゲームにどれくらい時間をかけているかがわかるようになる。

f:id:ict_in_education:20181222163004j:plain

Most Valuable School 立志

 最後に、「Most Valuable School」を受賞した立志の方のコメントです。データを見ることで、どのようなことができるのか、未来のことに触れたコメントが印象的でした。

  • 管理されるのがいやだ、という生徒には、「管理をしているわけではなく、知りたいというだけ。勉強していないなら、していないということを教えてほしい」と伝えている。「自分の設定した目標に対して責任をとってね」というだけ。
  • データを見てみることで、「3日坊主が50%いる」ということがわかった。では、どうやって続けさせるかということを考えればいい。
  • いやになる瞬間がどんなときか、ということを分析して、その瞬間に生徒をモチベートするとけっこう続けてくれる。
  • 同じ立志の教室でも、取り組んでくれるかどうかは、ばらつきがある。
  • 毎週のデータを社内ブログで公開している。何がネックになっているかは、教室の先生たちに訊いている。
  • データを収集することで、学習塾としての未来を作ることになっていると思う。
  • データベース上の学習データだけではStudyplus for Schoolの方では生徒のことがわからない。塾自身がデータベースを作って活用する方がいいのではないか。
  • どれだけ勉強すればどれだけ上がるか、ということをデータとして見たいと思っている。そのために、まずは学習記録を入れてもらわないといけない。導入初年度は、まだ望む成果は出ていない。来年度以降、それを活用できるようになる。

f:id:ict_in_education:20181222163227j:plain

f:id:ict_in_education:20181222163304j:plain

まとめ

 受賞した3つの学習塾のどのコメントも、実際に教室でStudyplus for Schoolを使っているからこそのコメントであり、非常に興味深かったです。個別に学習履歴を残していくことで、生徒一人ひとりに合った形の学び方がデータからわかるようになっていくでしょう。さらにそれが、塾の先輩たちの進学実績や受験に向けた指導の履歴など、塾にある知見と組み合わさることによって、より大きな意義が出てくると思いました。

 No.5に続きます。
blog.ict-in-education.jp


(為田)

先生のための教育ICT冬期講習会2018@仙台 レポート No.8(2018年12月15日)

 2018年12月15日に、NTTドコモ東北支社にて、「先生のための教育ICT冬期講習会2018@仙台」を開催しました。最後に、参加者アンケートのまとめを公開したいと思います。

イベントについてご満足いただけましたか?

 最初の質問は、イベントへの満足度です。回答してくださった15人の方は、すべて「満足している」と「まあ満足している」という答えでした。
f:id:ict_in_education:20181225011446p:plain

得られた情報が、役に立ちそうだと思いますか?

 次の質問は、イベントで得られた情報が役に立ちそうかどうかということです。今回の「先生のための教育ICT冬期講習会2018@仙台」では、横に情報を展開していくことを一つの目的としています。今回のイベントで得た情報を役立ちそうだと思ってもらい、勤務校や職場に戻って、「こういうのがあってさー」と同僚の方や上司の方や部下の方に話をどんどんしてほしいという意図があります。
 そうした観点から、「役に立ちそう」「まあ役に立ちそう」という回答を得られてホッとしています。
f:id:ict_in_education:20181225011544p:plain

体験したアプリ(模擬授業)の中で、興味があったもの

 今回のアンケートでは、micro:bitとschoolTaktがたくさんの票を集めていました。ぜひ、このイベントでもった興味をもとにして、さらに情報を集めていただければと思います。
f:id:ict_in_education:20181225011808p:plain

イベントに参加して、良かったと思うこと

 次の質問は、「イベントに参加して、良かったと思うことを教えてください。」です。

  • 普段は見ることのできない実践を見せていただいて、勉強になりました。
  • 聞いたことはあっても、使ったことがなかったさまざまな支援ツールやプログラミングについて知ることができた。
  • ICTの代表みたいな機器とアプリに実際に触れながら授業体験できるなんて,贅沢な時間でした。
  • さまざまな教科におけるICTツールを活用した模擬授業を体験できたこと。
  • ロイロノートやschoolTaktなどの授業支援ソフトを授業の中で使われている姿を実体験出来たこと。そこにある授業中のクラス内容共有機能の有効活用事例を体験出来たこと。共有機能があることの重要性が実感出来ました。
  • 先生方が取組んでいる状況と困っている事を詳しく聞けたこと。
  • 模擬授業形式なので、即授業へ生かしやすい
  • 具体的な授業実践を実際に試すことができたこと
  • プログラミングについて、様々なアプローチを知ることができた。
  • さまざまなアプリの体験ができたこと。
  • 多くの先生方とつながりをつくることができた
  • アプリを利用することで作業効率が上がること、クラスの状態を数値化・グラフ化することが訴求力があることに気づかされ、教育現場だけでなく、企業側から人材を育成するうえで必要だと感じた

 今回のイベントでは、模擬授業を全部で6つ用意をしましたが、この形式でさまざまな授業を体験でき、さらにアプリの体験ができたことを評価してくださっている回答が多いのが印象的です。

登壇者、主催者へのコメント

 最後に、登壇者、主催者へのコメントをもらっています。さまざまなコメントをいただき、大変参考になります。

  • 実践例を具体に示していただきとても勉強になりました。ありがとうございました!
  • 「授業者の教えやすさ<学習者の学びやすさ」だったところが,勉強になりました。
  • どの模擬授業も、実践に基づいたすばらしい内容でした。大変参考になりました。市のICT活用推進に生かしていきたいと思います。ありがとうございました。
  • また、このような貴重な機会を企画していただいた主催者の皆様にも感謝申し上げます。
  • 千葉から仙台まで足を運んだ価値はありました。ありがとうございました。なかなか平日は休めない身分で、このようなセミナーに参加するのは難しかったので、学校に導入されていない授業支援ツールが授業形式の中で、進行手順も含めた模擬授業で体験出来たことは大変勉強になりました。ありがとうございました。このような環境が整っていない中でも、既存のツールで工夫して代用出来る(例えば授業支援ツールが無くても、クラスの他の子のノートが見れるなど)手段など情報提供いただいけると、現場は大変ありがたく、ぜひ情報発信をおよろしく願い致します。
  • micro:bitで作るスピーカーは面白い。モノを作る事は非常に有意義なので、暮らしの中で色々なものをtryさせてみたいですね。
  • 準備等ご苦労さまでした。今後ともよろしくお願いします。
  • この講習会を企画・運営してくださっている主催者の皆様、そして様々な魅力たっぷりの模擬授業をしてくださった登壇者の皆様に感謝申し上げます。私はこの講習会がきっかけで、今があると思っています。これからも楽しみにしてます。
  • 新たな授業の取組みをこれからも紹介してほしいです
  • 為田さんの進行も素晴らしかったです。
  • ありがとうございました。凝縮した時間の中でさまざまな体験ができたことはよかったです。個々の模擬授業で、達成感というか「学べた!」実感をもつところまでいけると、体験から学びにステップアップできそうです(時間の都合があるのは重々承知ではあるのですが)。
  • それぞれの模擬授業の時間がもう少しあったらよかったと思いました。地元の子どもたちがしっかり学べるような環境を作ってあげたいと思っています。全国的に見ても地域での取り組みに格差があるように感じております。ぜひ、岩手県でも開催していただけるととうれしいです。ご検討のほどよろしくお願いいたします。

 模擬授業については、もっと「学べた!」実感のところまでを得たいということ、またもう少し長い時間やってほしいということなど、ご意見をいただきました。
 なるべくたくさんの教科で、いろいろなアプリやシステムを使った模擬授業を実施したいと思って企画していますが、そうするとあまり長い時間模擬授業を行えないという問題があります。このあたりは、運営スタッフの方で引き続き検討をしていきたいと思っています。

 また、今回はNTTドコモ東北支社様に協力していただいているイベントなので、東北地方であれば、他の県での実施も可能性はあると思っています。ぜひ、検討させていただきたいと思いますので、SNSやブログのコメントなどでコンタクトをいただければと思います。

 いつも、積極的に学ぼうとする参加者の皆様に恵まれております。本当にありがとうございます。また、今回、模擬授業を実施していただいた先生方、本当にどうもありがとうございました。次の企画もすでにアイデアベースではできあがっており、準備に入っていきたいと思います。アナウンスをお待ちいただければと思います。どうぞよろしくお願いします。

(為田)