教育ICTリサーチ ブログ

学校/教育をFuture Readyにするお手伝いをするために、授業(授業者+学習者)を価値の中心に置いた情報発信をしていきます。

アダプティブラーニング

『「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実を目指して』 ひとり読書会 No.3 「第2章 多様性に正対し、自立した学習者を育む教育の創造」(奈須正裕 先生)

奈須正裕 先生と伏木久始 先生の編著『「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実を目指して』をじっくり読んで、ひとり読書会として読書メモをまとめていこうと思います。今回は奈須正裕 先生が書かれた「第2章 多様性に正対し、自立した学習者を…

やってみた:1年学んだDuolingoだけだと、シチュエーションが足りないと思った話

少し前に、Duolingoから1回目のDuolingo記念日をお祝いするメールが来ました。これまでにも何度かこのブログで書いた通り、Duolingoを始めた当初は英語をやっていたのですが、いまはせっせと韓国語を学んでいます。1年間で単語762個を覚えたそうです。実感は…

新渡戸文化中学校・高等学校 授業レポート まとめ(2023年6月12日)

2023年6月12日に新渡戸文化中学校・高等学校を訪問し、高校1年生の英語エンゲージメントの授業と中学校1年生~3年生の数学SPL(Self-Paced Learning)の授業を参観させていただきました。それぞれの授業の様子をレポートしました。 どちらの授業も、「自律す…

書籍ご紹介:『子どもの算数、なんでそうなる?』

谷口隆さんの『子どもの算数、なんでそうなる?』を読みました。子どもが算数をする様子を丁寧に観察して、その誤り方はどうしてそうなったのか、ということを紹介してくれる本です。算数を子どもに教えたことのある人は、「あるある…」と思うことが多いので…

新渡戸文化中学校・高等学校 授業レポート No.2(2023年6月12日)

2023年6月12日に新渡戸文化中学校・高等学校を訪問し、芥隆司 先生が担当する中学校1年生~3年生の数学SPL(Self-Paced Learning)の授業を参観させていただきました。SPLは、新渡戸文化中学校・高等学校で通常の授業のほかに設けられている自己学習の時間で…

やってみた:duolingo、200日経過しました

duolingo、200日連続を達成しました!こういうの、アプリが教えてくれて称えてくれるの、実はけっこううれしいです。最初は英語でしたが、いまはずっと韓国語をやっています。 中学校や高校の英語の授業を参観するときに、全然授業についていけていない生徒…

やってみた:duolingoで勉強したことがない韓国語の勉強を始めました

duolingoで英語をやってもいるのですが、それなりにまあ英語はできるので、スモールステップなのがもどかしく、ちょっと面倒になってきて、気分転換にまったく勉強したことない言葉をやってみたくなり、韓国語に挑戦し始めました。 「全然わからない」という…

書籍ご紹介:『個別最適な学びの足場を組む。』

奈須正裕 先生の『個別最適な学びの足場を組む。』を読みました。突如現れたように見える「個別最適な学び」が、これまでの日本でどのような位置づけであったのか、どういった実践がこれまでされていたのか、というふりかえりをしつつ、それがこれからの教育…

御殿場西高等学校 授業レポート まとめ(2022年6月29日)

2022年6月29日に御殿場西高等学校を訪問させていただきました。御殿場西高校では、生徒全員がGoogleのIDを持っていて、1年生と2年生は一人1台のChromebookを授業で活用しています。 1年生の英語、数学、国語の授業と、「アダプティブ」という名前がつけられ…

御殿場西高等学校 授業レポート No.4(2022年6月29日)

2022年6月29日に御殿場西高等学校を訪問させていただきました。5校時にあった「アダプティブ」という授業の様子をレポートします。「アダプティブ」とは、「アダプティブ・ラーニング(Adaptive Learning)」のことであり、個々の能力や適性に合わせた学習の…

『学校はなぜ退屈でなぜ大切なのか』ひとり読書会

広田照幸 先生の『学校はなぜ退屈でなぜ大切なのか』を読みました。僕は、学校は公教育システムにおいてとても大切な機関であると思っています。だから、「学校は時代遅れ」「学校はオワコン」などという言葉をメディアなどで目にするといつも、「いやいや、…

書籍ご紹介:『授業づくりネットワーク』個別最適な学び

『授業づくりネットワーク』 No.40を読みました。特集は、「個別最適な学び」でした。「個別最適な学び」という言葉は、文部科学省の資料だけでなく、多くの学校の研究テーマとしても見かけるようになりました。しかし、学校によって、「デジタルドリルを使…

スマートに学べる問題集「リブリー(Libry)」を提供する株式会社Libry CEO後藤匠さん インタビュー まとめ(2021年3月22日)

スマートに学べる問題集Libry(リブリー)を提供する株式会社Libryが、「2022年春、学習者用デジタル教科書機能をリリース!~「生きる力」を育むデジタル教材プラットフォームへ!~」というリリースを出しました。リブリーが、学習者用デジタル教科書の本…

スマートに学べる問題集「リブリー(Libry)」を提供する株式会社Libry CEO後藤匠さん インタビュー No.7(2021年3月22日)

スマートに学べる問題集Libry(リブリー)を提供する株式会社Libryが、「2022年春、学習者用デジタル教科書機能をリリース!~「生きる力」を育むデジタル教材プラットフォームへ!~」というリリースを出しました。リブリーが、学習者用デジタル教科書の本…

スマートに学べる問題集「リブリー(Libry)」を提供する株式会社Libry CEO後藤匠さん インタビュー No.6(2021年3月22日)

スマートに学べる問題集Libry(リブリー)を提供する株式会社Libryが、「2022年春、学習者用デジタル教科書機能をリリース!~「生きる力」を育むデジタル教材プラットフォームへ!~」というリリースを出しました。リブリーが、学習者用デジタル教科書の本…

スマートに学べる問題集「リブリー(Libry)」を提供する株式会社Libry CEO後藤匠さん インタビュー No.4(2021年3月22日)

スマートに学べる問題集Libry(リブリー)を提供する株式会社Libryが、「2022年春、学習者用デジタル教科書機能をリリース!~「生きる力」を育むデジタル教材プラットフォームへ!~」というリリースを出しました。リブリーが、学習者用デジタル教科書の本…

スマートに学べる問題集「リブリー(Libry)」を提供する株式会社Libry CEO後藤匠さん インタビュー No.3(2021年3月22日)

スマートに学べる問題集Libry(リブリー)を提供する株式会社Libryが、「2022年春、学習者用デジタル教科書機能をリリース!~「生きる力」を育むデジタル教材プラットフォームへ!~」というリリースを出しました。リブリーが、学習者用デジタル教科書の本…

スマートに学べる問題集「リブリー(Libry)」を提供する株式会社Libry CEO後藤匠さん インタビュー No.2(2021年3月22日)

スマートに学べる問題集Libry(リブリー)を提供する株式会社Libryが、「2022年春、学習者用デジタル教科書機能をリリース!~「生きる力」を育むデジタル教材プラットフォームへ!~」というリリースを出しました。リブリーが、学習者用デジタル教科書の本…

スマートに学べる問題集「リブリー(Libry)」を提供する株式会社Libry CEO後藤匠さん インタビュー No.1(2021年3月22日)

スマートに学べる問題集Libry(リブリー)を提供する株式会社Libryが、「2022年春、学習者用デジタル教科書機能をリリース!~「生きる力」を育むデジタル教材プラットフォームへ!~」というリリースを出しました。リブリーが、学習者用デジタル教科書の本…

『学習者中心の教育を実現するインストラクショナルデザイン理論とモデル』 ひとり読書会 まとめ

C.M.ライゲルース、B.J.ビーティ、R.D.マイヤーズ『学習者中心の教育を実現するインストラクショナルデザイン理論とモデル』をじっくり読んで、Twitterのハッシュタグ「 #学習者中心のID理論とモデル 」を使って、ひとり読書会を実施したのをまとめておこう…

『学習者中心の教育を実現するインストラクショナルデザイン理論とモデル』 ひとり読書会 No.5「第5章 カリキュラムの新しいパラダイム」

C.M.ライゲルース、B.J.ビーティ、R.D.マイヤーズ『学習者中心の教育を実現するインストラクショナルデザイン理論とモデル』をじっくり読んで、Twitterのハッシュタグ「 #学習者中心のID理論とモデル 」を使って、ひとり読書会を実施したのをまとめておこう…

『学習者中心の教育を実現するインストラクショナルデザイン理論とモデル』 ひとり読書会 No.4「第4章 個人に合わせたインストラクションの原理」

C.M.ライゲルース、B.J.ビーティ、R.D.マイヤーズ『学習者中心の教育を実現するインストラクショナルデザイン理論とモデル』をじっくり読んで、Twitterのハッシュタグ「 #学習者中心のID理論とモデル 」を使って、ひとり読書会を実施したのをまとめておこう…

『学習者中心の教育を実現するインストラクショナルデザイン理論とモデル』 ひとり読書会 No.3「第3章 課題中心型インストラクションの原理」

C.M.ライゲルース、B.J.ビーティ、R.D.マイヤーズ『学習者中心の教育を実現するインストラクショナルデザイン理論とモデル』をじっくり読んで、Twitterのハッシュタグ「 #学習者中心のID理論とモデル 」を使って、ひとり読書会を実施したのをまとめておこう…

やってみた:Spotify「Soundtrack Your Workout」で自分だけのワークアウト用プレイリスト

Spotifyで、自分だけのワークアウト用プレイリストを作れる「Soundtrack Your Workout」という機能があることをCNETの記事で読みました。音楽はSpotifyでしかほぼ聴いていないので、再生履歴もたまっているし、その履歴を使ってどんなプレイリストができるの…

やってみた:Spotifyで見る音楽のレコメンド、アダプティブラーニングのレコメンド

音楽を聴きながらした方が集中できる種類の仕事があり、そのときにはSpotifyを使っています。Spotifyでは、自分向けに「Daily Mix」という3時間半くらいのプレイリストが毎週自動的に作られます。僕の場合は、Daily Mix 1からDaily Mix 6まであるのですが、…

佐賀県立致遠館高等学校 授業レポート まとめ(2020年2月27日)

2020年2月27日に、佐賀県立致遠館高等学校を訪問し、1年生の数学と2年生の古典の授業の様子を見学させていただきました。佐賀県はすべての県立学校で電子黒板と無線LANの整備を終え、2014年度からすべての県立高校(全日制、定時制)で一人1台の学習用パソコ…

京都教育大学附属桃山小学校 授業レポート まとめ(2020年2月19日)

2020年2月19日に、京都教育大学附属桃山小学校を訪問し、5年生の理科と算数、4年生の算数の授業を見学させていただきました。 No.1では、長野健吉 先生が担当する5年1組の理科の授業の様子をレポートしました。1人1台のiPadとロイロノート・スクールと実験器…

ワークショップ「ICT?EdTech?テクノロジーは子どもの学びをどこまで支援できるのか?」 レポート まとめ(2019年12月21日)

2019年12月21日に、株式会社内田洋行 新川本社 ユビキタス共創広場 CANVASにおいて開催された、 日本教育工学会 SIG-04「教育の情報化」主催のワークショップに参加しました。タイトルは、「ICT?EdTech?テクノロジーは子どもの学びをどこまで支援できるのか…

佐賀県立致遠館高等学校 授業レポート No.1(2020年2月27日)

2020年2月27日に、佐賀県立致遠館高等学校を訪問し、溝口哲史 先生が担当されている1年4組の数学の授業を見学させていただきました。佐賀県はすべての県立学校で電子黒板と無線LANの整備を終え、2014年度からすべての県立高校(全日制、定時制)で一人1台の…

京都教育大学附属桃山小学校 授業レポート No.4(2020年2月19日)

2020年2月19日に、京都教育大学附属桃山小学校を訪問し、樋口万太郎 先生が担当する5年2組の算数の授業を見学させていただきました。樋口先生の算数の授業の様子は、前回レポートをしたのですが、授業の最後に児童に、ふりかえりとともに、授業で使っていた…