教育ICTリサーチ ブログ

学校/教育をFuture Readyにするお手伝いをするために、授業(授業者+学習者)を価値の中心に置いた情報発信をしていきます。

書籍

書籍ご紹介:『まんがで知るデジタルの学び3 授業改善プロジェクト』

前田康裕 先生の著書『まんがで知るデジタルの学び3 授業改善プロジェクト』を読みました。「まんがで知るデジタルの学び」シリーズも3冊目、今回のテーマは「授業改善プロジェクト」です。まんがで知る デジタルの学び3: 授業改善プロジェクト作者:前田 …

書籍ご紹介:『語学の天才まで1億光年』

「誰も行かないところへ行き、誰もやらないことをし、誰も書かない本を書く」をポリシーとするノンフィクション作家の高野秀行さんの著書『語学の天才まで1億光年』を読みました。語学の天才まで1億光年(集英社インターナショナル)作者:高野秀行集英社Ama…

書籍ご紹介:『認知学者が教える最適の学習法 ビジュアルガイドブック』

ヤナ・ワインスタイン / メーガン・スメラック / オリバー・カヴィグリオリの共著『認知学者が教える最適の学習法 ビジュアルガイドブック』を読みました。新しく知識を得てそれを思考に使えるようになったり、作文や計算などを正しい手順でできるようになっ…

『推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない 自分の言葉でつくるオタク文章術』ひとり読書会

書評家の三宅香帆さんの『推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない 自分の言葉でつくるオタク文章術』を読みました。タイトルからしてもうすごく好きなのですが(略して「推しやば」というらしい)、僕が小学校で授業をしていて、子どもた…

書籍ご紹介:『社会科実践の追究』

関西学院初等部の宗實直樹 先生の編著『社会科実践の追究』をお送りいただき、読ませていただきました。「はじめに」で宗實先生が「古書を通じて、社会科教育とは何か、社会科授業とは何かについて言及した一冊です。つまり、社会科実践の追究です。」(p.3…

書籍ご紹介:『高校生だけじゃもったいない 仕事に役立つ 新・必修科目 情報Ⅰ』

中山心太さんの著書『高校生だけじゃもったいない 仕事に役立つ 新・必修科目 情報Ⅰ』を読みました。2022年4月入学の高校生から必修化された情報Ⅰ。高校の授業参観に行く機会はあっても「情報」の科目を参観したことはほとんどないので、タイトルにある「高…

『子どもたちはインターネットやゲームの世界で何をしているんだろう? ―児童精神科医からみた子どもたちの「居場所」』ひとり読書会

児童精神科医の関正樹 先生の著書『子どもたちはインターネットやゲームの世界で何をしているんだろう? ―児童精神科医からみた子どもたちの「居場所」』を読みました。子どもたちはインターネットやゲームの世界で何をしているんだろう?: 児童精神科医から…

やってみた:『教師のためのChatGPT ホントに使えるプロンプト』にあった、本棚の写真から持ち主を推測するプロンプト

愛光中学校・高等学校の和田誠 先生から『教師のためのChatGPT ホントに使えるプロンプト』をお送りいただきました。たくさんのプロンプトが紹介されています。教師のためのChatGPT ホントに使えるプロンプト: 授業・校務の大革命!作者:和田誠,井上嘉名芽,古…

『「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実を目指して』 ひとり読書会 まとめ

奈須正裕 先生と伏木久始 先生の編著『「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実を目指して』をじっくり読んで、ひとり読書会として読書メモをまとめていきました。「はじめに」から「第16章 ICTが拓く個別最適な学びと協働的な学びの新たな地平…

書籍ご紹介:『発達障害の子どもをサポートするICT“超かんたん”スキル』

愛光中学校・高等学校の和田誠 先生から『発達障害の子どもをサポートするICT“超かんたん”スキル』をお送りいただきました。ロイロノートやGoogleクラスルーム、効果音アプリやViscuitなどさまざまなアプリを活用した授業案が紹介されています。発達障害の子…

書籍ご紹介:『とけるとゾッとする こわい算数(2)』

ポプラ社から『とけるとゾッとする こわい算数(2)』が発売されました。2023年10月に発売された『こわい算数(1)』の続編となります。今回も編集協力で関わらせていただきました。 ページを開いて文章を読み、式を立てて実際に計算してみると、「ああ!…

書籍ご紹介:『人口戦略法案 人口減少を止める方策はあるのか』

山崎史郎さんの小説『人口戦略法案 人口減少を止める方策はあるのか』を読みました。現代の日本で(新型コロナウイルスの影響なども描かれている)、人口減少を食い止めるために「人口戦略法案」を立案していく小説です。人口戦略法案 人口減少を止める方策…

書籍ご紹介:雑誌「Pen」の特集「新しい学校 未来をつくる26校のチャレンジ」

雑誌「Pen」の2024年4月号の特集が「新しい学校 未来をつくる26校のチャレンジ」でした。日本だけでなく海外も含めて、多くの学校が紹介されています。Pen (ペン) 「特集:未来をつくる26校のチャレンジ 新しい学校 」〈2024年4月号〉 [雑誌]作者:ペン編集部…

書籍ご紹介:『大学の先生と学ぶ はじめての歴史総合』

北村厚 先生の著書『大学の先生と学ぶ はじめての歴史総合』を読みました。歴史総合は「世界史と日本史を一緒に学ぶもの」ということは知っていましたが、実際にいままでの日本史と世界史の授業とどう変わるのだろう、ということを知りたくて手に取りました…

『「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実を目指して』 ひとり読書会 No.12 「第16章 ICTが拓く個別最適な学びと協働的な学びの新たな地平」(堀田龍也 先生)

奈須正裕 先生と伏木久始 先生の編著『「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実を目指して』をじっくり読んで、ひとり読書会として読書メモをまとめて公開しています。今回は堀田龍也 先生が書かれた「第16章 ICTが拓く個別最適な学びと協働的な…

書籍ご紹介:『それは丘の上から始まった 1923年 横浜の朝鮮人・中国人虐殺』

後藤周さん 著・加藤直樹さん 編集『それは丘の上から始まった 1923年 横浜の朝鮮人・中国人虐殺』を読みました。関東大震災後に起こった流言から起こった、朝鮮人・中国人の迫害・虐殺は横浜から始まっていて、その記録をさまざまな人の作文や談話などから…

『「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実を目指して』 ひとり読書会 No.11 「第12章 奈良の学習法に見る個別最適な学びと協働的な学び」(宇佐見香代 先生)

奈須正裕 先生と伏木久始 先生の編著『「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実を目指して』をじっくり読んで、ひとり読書会として読書メモをまとめて公開しています。今回は宇佐見香代 先生が書かれた「第12章 奈良の学習法に見る個別最適な学…

『「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実を目指して』 ひとり読書会 No.10 「第11章 多様な学び方を許容できる協同学習」(涌井恵 先生)

奈須正裕 先生と伏木久始 先生の編著『「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実を目指して』をじっくり読んで、ひとり読書会として読書メモをまとめて公開しています。今回は涌井恵 先生が書かれた「第11章 多様な学び方を許容できる協同学習」…

『「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実を目指して』 ひとり読書会 No.9 「第10章 協調学習とは何か」(白水始 先生)

奈須正裕 先生と伏木久始 先生の編著『「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実を目指して』をじっくり読んで、ひとり読書会として読書メモをまとめて公開しています。ちょっと前回から間が空いてしまいましたが、今回は白水始 先生が書かれた「…

書籍ご紹介:『Think CIVILITY 「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である』

クリスティーン・ポラスさんの『Think CIVILITY 「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である』を読みました。「最強の生存戦略」というあたりがちょっと大仰なタイトルではありますが、原題は『Mastering Civility: A Manifesto for the Workplace』で、「礼儀…

書籍ご紹介:『戦争の日本近現代史 東大式レッスン!征韓論から太平洋戦争まで』

加藤陽子 先生の『戦争の日本近現代史 東大式レッスン!征韓論から太平洋戦争まで』を読みました。加藤先生の『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』が本当に好きで、その加藤先生が、「東大式レッスン!」と銘打ってどんなことが書かれているのかと楽しみ…

書籍ご紹介:『ぼっち現代文 わかり合えない私たちのための<読解力>入門』

現代文講師・文筆家の小池陽慈 先生の著書『ぼっち現代文 わかり合えない私たちのための<読解力>入門』を読みました。好きなシリーズ「14歳の世渡り術」の1冊です。ぼっち現代文: わかり合えない私たちのための〈読解力〉入門 (14歳の世渡り術)作者:小池 …

書籍ご紹介:『貧困女子のリアル』

沢木文さんの書いた『貧困女子のリアル』を読みました。読んでいて、いろいろなことを考えさせられます。貧困女子のリアル(小学館新書)作者:沢木文小学館Amazon 目次で章立てを見ると、だいたいどんなことが書かれているのかが分かる感じがするものの、読…

『「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実を目指して』 ひとり読書会 No.8 「第9章 協同的な学習における子どもの学びと育ち」(金田裕子 先生)

奈須正裕 先生と伏木久始 先生の編著『「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実を目指して』をじっくり読んで、ひとり読書会として読書メモをまとめていこうと思います。 今回は金田裕子 先生が書かれた「第9章 協同的な学習における子どもの学…

『「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実を目指して』 ひとり読書会 No.7 「第7章 個が自律的に学ぶ授業づくり」(佐野亮子 先生)

奈須正裕 先生と伏木久始 先生の編著『「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実を目指して』をじっくり読んで、ひとり読書会として読書メモをまとめていこうと思います。 今回は佐野亮子 先生が書かれた「第7章 個が自律的に学ぶ授業づくり」で…

書籍ご紹介:『言語学的ラップの世界』

言語学者の川原繁人 先生 feat. Mummy-D・晋平太・TKda黒ぶち・しあ の著書『言語学的ラップの世界』を読みました。 僕は日本語ラップが好きです。言葉の連なりや韻が気持ち良いのも好きですし、メッセージがギュッと詰まっているのも好きです*1。そんな好き…

『「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実を目指して』 ひとり読書会 No.6 「第6章 個別化・個性化教育の推進」(加藤幸次 先生)

奈須正裕 先生と伏木久始 先生の編著『「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実を目指して』をじっくり読んで、ひとり読書会として読書メモをまとめていこうと思います。今回は加藤幸次 先生が書かれた「第6章 個別化・個性化教育の推進」です。…

『訂正する力』ひとり読書会

東浩紀さんの『訂正する力』を読みました。学校に限らず、社会で仕事をしていたら、自分の誤りを認められず、建設的に次のことを考えられない人に多く会います。自分自身がそうなりたくないということも含めて、自分の誤りを認められることが大切な力だなと…

『「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実を目指して』 ひとり読書会 No.5 「第4章 互恵的に深化・発展する個別最適な学びと協働的な学び」(伏木久始 先生)

奈須正裕 先生と伏木久始 先生の編著『「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実を目指して』をじっくり読んで、ひとり読書会として読書メモをまとめていこうと思います。今回は伏木久始 先生が書かれた「第4章 互恵的に深化・発展する個別最適な…

『「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実を目指して』 ひとり読書会 No.4 「第3章 一体的な充実を実現する2つの在り方」(奈須正裕 先生)

奈須正裕 先生と伏木久始 先生の編著『「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実を目指して』をじっくり読んで、ひとり読書会として読書メモをまとめていこうと思います。今回は奈須正裕 先生が書かれた「第3章 一体的な充実を実現する2つの在り…