Facebookで流れてきたBloomberg Businessの「The European Debt Crisis Visualized」という動画がおもしろい。2014年2月11日公開。ユーロ危機について、そもそもユーロとは何か?というところから説明している動画です。ビジュアライズがすばらしい。
ユーロという統一通貨の良い点、悪い点がアニメーションで説明されていきます。お金の動きも分かりやすいし、興味が湧くのでは、と思います。
英語の勉強にもなりそう。簡単な表現が多いし。
メタファーもわかりやすい。結局、ユーロとは「ドイツの信用でお金を借りられる、クレジットカードだ」という説明がされます。
そしてまさにその説明例として出てくるのが、最近ニュースにもよく取り上げられるギリシャ。ドイツのクレジットカードで、お金を借りまくって、使いまくったけど、出費を抑えられずに返せない、と。
外から借りるのは政策的にはあまりセンセーショナルじゃないけれど、国内での出費を減らすのは「政治的に」大変な作業で、このギャップが厳しかった、と。
そうなると、EU(ヨーロッパ連合)って、どうしていくことになるのか、というのも説明されています。
じっくり見てみて、「では、どういうことなのか」と要約してもらったり、ドイツの立場、ギリシャの立場、EUの立場でそれぞれにプレゼンしてもらったり、ポスターセッションしたり、というふうにしたらおもしろそうかな、と。
動画の長さは12分ちょっとなので、ちょっと長めです。授業の中で扱うには長過ぎるので、自宅で見てきてもらうとかがいいでしょうね。
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…と、ヨーロッパの問題についてのビジュアライズを見ていたら、日本のものもありました。こちらは短い。6分ちょっと。負債額で言えば、日本の方がギリシャよりもずっと大きいわけですから、まったく笑えません。なんでこうなっているのか、外から見たらこうなのだ、という視点が得られるかも。
あと、途中でIOUという絵が出てきます。「IOU?」と思って調べてみたら、借用証の意味だったのですが、音が「I Owe You.(私は君に借りがある)」だからだ、というのが知れて、非常におもしろいなあ、と思いました。
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こういうビジュアライズしたニュースをYouTubeなどでどんどん伝えていくの、日本語でもあればいいのになあ。NHKの週刊こどもニュースとか、ビジュアライズが上手だなあ、と思っていたので、あれを動画にしてNHK for Schoolとかで公開してくれないだろうか、と思います。