教育ICTリサーチ ブログ

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マイクロソフトのHololensが、医学教育を変える(かもしれない)

 マイクロソフトの拡張現実システム「Hololens」を医学教育で使う動画が、WIREDで紹介されていました。
wired.jp

 記事中で紹介されている、デモ動画はこちらです。Western Reserve Universityでの活用(というか、実証研究かな?)を見ることができます。
www.youtube.com

 医学教育はずっと2次元の教材を使って教えられてきていたのが、Hololensを使うことで、こんなふうに変わります、という動画になっています。ゴーグルをかけて、視界の中のウィンドウの中に3Dが表示される、ということなので、没入感はないですが、教室の中で、先生も学生もHololensをかけて、教室の中央で3D教材を共有して、ディスカッションをする、というのはなかなかおもしろそうではあります。
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 ちょうど一年くらい前に訪問させていただいた、国際医療福祉専門学校で紹介していただいた、「ANATOMY 4D」でも3Dで臓器を見られたりするのはすごい!と思ったものでした。
www.youtube.com

 「ANATOMY 4D」とかでいいんじゃないかな?と思ったのですが、Hololensで眼前に3Dを出すことで、行動しながら表示させたり、現実を拡張するAR的に使うことができるわけですね。
 医学の知識だけでなく、実際の手術室での立ち位置やシミュレーショントレーニングをする際に、Hololensは便利かもしれないな、と思いました。

 Hololensがどんなコンテンツと結びつくのか、どんなシチュエーションで使われるのか、非常に楽しみです。
 医学以外だったら、どんなところで使うかな…。あとはやはり、かなり大きめなハードなので、見た目がだいぶ怖いですね…。Google Glassほど小さくなればいいのに…と思ってしまいますが、どうなのかな。

(為田)


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