この連載では、これからICTを実践する学校/先生方を想定読者として、「ICTを使って、こんな実践ができますよ」というのを、実践事例の引き出しとしてご紹介していきたいと思っています。端末やシステムの機能ありきでなく、教育手法としてどうなのか?というところに焦点をしぼって紹介します。
「授業の中での導入部分で5分だけ使う」「プレゼンテーションの動画を撮影して、みんなでレビューする」などのように、特定の目的にピンポイントでICTを利用している様子を紹介していきます。
========
今回は、関西大学初等部 山中昭岳先生の、小5算数の授業からの「グッドプラクティス」の紹介です。
山中先生の授業では、算数の時間に合同の三角形を描く作業を2人組でやって、撮影しあっています。分度器、三角定規、ものさし、コンパス…みんなが全部を持っていない場合は、いくつかの解決策が教室から出てくるようになります。