富士通のWebマガジン「FUJITSU JOURNAL」で、「壁や机がタッチパネルに、手書きメモがデジタル付箋に。空間をデジタル化するUI技術でコラボレーションも新しいスタイルへ!」というエントリーがアップされました。
http://journal.jp.fujitsu.com/2015/07/31/01/journal.jp.fujitsu.com
部屋全体をまるごとデジタル化するUI技術を開発しました。これは、持ち込んだスマート端末とその場に設置されたプロジェクターなどの機器が自動的に連携して、UIをその場全体に拡張させる技術です。プロジェクターとカメラを組み合わせた装置を複数設置し、広い空間を一つのウィンドウシステムとして機能させることで、複数の人の端末の画面を同じ空間に展開することができるようになります。
このエントリーは、教育ICT向けのものではないので、「部屋全体」というのは教室のことを指しているわけではないのですが、せっかくならば教育委員会の研修センターにこうした部屋を1つ実証研究用に作ってもらって、先生方のアクティブ・ラーニング研修で使ってみるとか、してみたらいいのではないかな、と思いました。
さまざまな使い方を先生方の間で実践してみて、その結果をデータでとって、「センシング技術はあまり使われなかった」「付箋でブレインストーミングをして、思考を拡散していく使い方は多く見られた」などのように、実践活用データを分析していくと、これからの知的生産術みたいなものが見えてくるのではないかな、と思いました。
個人的には、学校にこうした設備があって、予約制でもいいので使えて、「この部屋を使うとグループワークが進むなあ」という実感を持てるように先生たちや生徒たちがなるような、そんな場が作れればいいのにな、と思います。
富士通研究所のお膝元的な自治体の教育委員会でやってみたらどうでしょうか?川崎市ですよね…。どうでしょうか?
(為田)