佐賀新聞で、「ICT教育改善検討委が終了」という記事が出ました。改善検討委員会が5月に設置された時には、非常に期待をしていたのですが…。残念です。
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タブレット端末や電子黒板など佐賀県が推進しているICT(情報通信技術)教育について議論する「改善検討委員会」が10日開かれた。「議論の途上」と認識する委員もいる中で、10月に知事と教育委員との協議の場「県総合教育会議」でICT教育推進の継続方針が示されたことに不信感を持つ委員もいた。現メンバーでの最終会合は、「費用対効果など検証が不十分」「次の委員会はもっと現場の声を吸い上げるべき」などの意見が相次いだ。
記事中では、議論の内容についても書かれています。
会合では、ICT教育の是非ではなく、「教育現場での生かし方」に視点を置く議論が目立った。「教師同士が研修を重ね、生徒に役立つものをと意欲的に取り組み効果を発揮した」など成功例が紹介された。
こうした、成功例を積み重ねていく以外にはないと思っているのですが、それ以上にマイナスが多くて、それを支えきれなくなってしまったのかなあ。
一方で、教師は「現場では上から降ってきた印象が強い。使い勝手が悪く、半分手を縛られた状態で、何とかしようともがいている。もうちょっとフリーハンド的なものを与えてほしい」と要望した。別の委員は「実証校段階ですべきだった検証がなされないまま、全校での展開になってしまっている。次のステップに進む前に徹底した検証をすべき」と提言した。
どんな効果を想定していたのか、というのを伺いたいな、と思います。佐賀県、教育ICTのイベントはまだありますよね。行ってみたら、インタビューとか受けていただけるだろうか。議事録の公開を待ちたいと思います。
もう2014年7月に、佐賀県立神埼高校の授業を拝見した時に、先生方のがんばりも見ていたので、現場に何かが残るように、進んでいけばいいなと思います。
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(為田)