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教育ICTリサーチ ブログ

ICTを教育にどう活用できるか、現場目線でリサーチします。

玉川学園高等部訪問 #3 CPMとCGD(2015年12月11日)

 12月11日のオフィスの授業が終了した後で、登本洋子先生に教室を案内していただきました。オフィスの授業が行なわれたWindows教室の隣には、Mac教室があり、そこでは音楽(CPM:Computer Music / 波田野直彦先生)の授業が行なわれていました。
Macを立ち上げると、みんなそれぞれにイヤホンを入れて、自分で音源制作に入っていきます。キーボードと接続して音を出している生徒もいます。
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 実際に作った音源もiPhoneで聴かせてくれました。CPMは詳しくないですけど、素人っぽさがなくて、びっくりしました。
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 教えてらっしゃる先生も、コンピュータのプロフェッショナル、というのではなくて、音楽のプロフェッショナルで、CPMもできる先生、なのです。だから、作曲の理論もきちんと教えているし、「できあいの音では、どこかで聴いたことのあるような音楽にしかならないから、音色から作りなさい」と言い、実際に音から作ってきたそうです。
 こういう「もっとやりたい!」と火がついた生徒たちにとって、創作する場所があり、その手助けをする先生がいる場所というのは、すばらしいでしょうね。生徒が、「先生に会って、教わって、人生変わったかもしれない」と言っていましたから。

 ただ自由に音作りをしているのかというとそうではなく、隣のWindows教室で展開されている美術(CGD:Computer Graphic Design / 本間真理子先生)にて制作しているAfter Effectsで作ったアニメーションに、音をつけるという課題に取り組んでいたのです。こうした、人が作ったものに音をつけていくというのは、プロジェクトとして取り組むと楽しそうですね。つけた音に対して、「ここはそういう意図じゃなかったのに」ということもあるだろうし、「想像していたよりいいのが来た!」と盛り上がることもあるだろうし。何より、自分の作った音が確実にアニメーションを作った生徒には真剣に聴いてもらえるわけですから、非常におもしろい取り組みだと思いました。
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 逆もやっているそうで、音を先に作って、音にビジュアル効果をつけてもらう、というのもやっているそうです。ちなみに、すべてのコンピュータには、Adobe Creative Cloudが入っているそうで、IllustratorPhotoshopInDesignなどなど、一通り使えるそうです。こちらも、絵を描く方でもプロの先生が、コンピュータでの制作を教えています。

 Officeでしっかり文書を作り、情報を編集して、それをプレゼンテーションする、という基本的なところをおさえておきながら、別の授業では、音楽やグラフィックス、アニメーションなど、ものづくりをめいっぱいできる授業もある、というのが玉川学園の良い所だと思いました。

(為田)