教育ICTリサーチ ブログ

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engadget日本版「マイクロソフト、Evernoteデータ引越しツールOneNote Importer公開。Windows対応、Mac版も予定」(2016年3月14日)

 engadget日本版で、「マイクロソフト、Evernoteデータ引越しツールOneNote Importer公開。Windows対応、Mac版も予定」との記事が出ていました。実は僕も、1年ほど前に、EvernoteからOneNoteへ引越しました。「引越しツールないの?」と思いつつ、非公式のツールを使ってやりましたが、ノート名の付け方などがちょっと癖があって面倒だったので、ついに公式で出るのはうれしいですね。
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 EvernoteOneNote、ただ文字を書くだけならばEvernoteで十分かなと思うのですが、WordやExcelなどのOffice各アプリと連携をとるなら、とても便利だと思います(さすがに、OSを作っているところが作っているだけのことはあると思います!)また、Surfaceペンと合わせて使うのもとても楽です、という方もいますね(僕はペンを使っていないから知らないのですが…)
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 OneNoteを学校でどう使っているかを紹介しているブログがあったので、リンクを貼っておきます。Office Blogs「OneNote ー 教育現場の “十徳ナイフ”」。ノートの共有などは便利だと思います。
blogs.technet.microsoft.com

 また、OneNote for Teachers (英語) では、学校でいかにOneNoteを使えるかを紹介してくれます。
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 ここでは、3つの機能が紹介されています。
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  1. 「Collaboration Space」で生徒同士の協働を行うこともできるようです。Surfaceペンを使ってノートをどんどん書けるようにすれば、手描きの表現が好きな児童生徒もノートを工夫して書けます。また、いろいろな思考スタイルを混ぜて協働できるのはおもしろいと思います。
  2. 「Content Library」で教材やテストなどを先生が作って配布することもできそうです。WordやExcelとの連動も簡単なので、先生がこれまでに作ってきた教材を入れるのも簡単かもしれません。
  3. 「Student Notebooks」のところでは、生徒のパーソナルスペースだけど、先生がそれを見ることができる、みたいなことが書いてあります。「え、それはちょっといや…」と思ったりもしますが(笑)パーソナルで誰にも見られないような使い方もできるからこそ、「パーソナルデバイス」になると思うので、ここは完全にStudentのためだけのものでもいいかな、と思いました。別途、提出用のノートブックを作っておいて、そこに提出させるとかになればいいのに、と思いました。

 以前、Innovative Teachers DayでOneNoteを使った模擬授業をしたのは、2006年。もう10年も前なのだなあ、と驚きます…。山田祥平のRe:config.sysでレポートをしていただいたのでした。ひさしぶりに文章を読みましたが、言わなければ10年前だとは思わない感じなのが、「あんまり変わってないの…?」と思っちゃって悲しいですが…。そんなことありません、学校も変わっているし、先生方も変わっているのです。もっともっと、横に展開していくぞ、と思っています。

 「Surfaceを導入したいんですよね…」という学校に最近いくつかあったので、「ぜひOneNoteも!」とすすめていこうと思います。

参考記事:
blog.ict-in-education.jp
blog.ict-in-education.jp


(為田)