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教育ICTリサーチ ブログ

ICTを教育にどう活用できるか、現場目線でリサーチします。

【ニュース】めざましテレビ 小金井市立前原小学校のプログラミング授業(2016年6月6日)

 6月6日(月)のフジテレビめざましテレビで、小金井市立前原小学校のプログラミングの授業が取り上げられると聞き、録画してみました。前原小学校といえば、この4月に多摩市立愛和小学校から松田校長先生が異動されて着任した小学校です。プログラミングの授業は、愛和小学校で何度も見学させていただいていたので、前原小学校でのプログラミング授業は見たことがありませんでしたが、楽しみに見ました。

プログラミング授業

 「プログラミングで動画を作成!」「小学校でCGアニメ制作」と書かれていたので、これかな?と不安になりましたが、画面に写ったのは小金井市立前原小学校。


 「身の周りにプログラミングされているモノがたくさんあります」という先生の問いかけから、児童たちは「洗濯機」「エアコン」など家電の機能を例に出して、「あれもプログラミングだ」と答えていました。


 プログラミングが2020年から小学校の必修科目に導入予定だという動きもきちんと説明していました。
news.livedoor.com


 プログラミングの授業を紹介しているなかで印象的だったのは、子どもたちがみんなプログラミングをスラスラやっていたわけではないことだと思いました。第1回めの授業が取材されたらしく、児童たちの素直な「あんまりわかんない」という言葉も取り上げられていました。
 そもそも、プログラミングとは「命令」であるというところからスタートした授業は、その後、1人1台iPadを使ってどんどん自由にプログラミングしていくように進んでいきます。


 「こういうふうに動かしたい」と思っているけど、動かし方がわからない児童が教室でみんなに自分のやりたいことを伝え、そのやりかたを知っている児童が教えてくれる、というシーンも取り上げられていました。
 先生→児童への知識の伝授というだけではなく、児童の間での教え合いが描かれていました。あの「みんなで作っていく感じ」が、プログラミング教育の現場ではいちばん好きです。

 松田校長先生も、「絶対この力があったほうが、子どもたちの人生にとっていいと思う。だからやらせてあげたい」というコメントをされていました。

「ティーチャーじゃなく、ファシリテーターになれ!」

 松田先生は「まずは自分でやる!」ということで、前原小学校でプログラミング教育の授業を自身で担当してスタートを切ったそうです。
ict-enews.net

 実は6月6日(月)に別の用事で前原小学校を訪問し、そのときに4年生のプログラミングの授業を見学させていただきました。Scratch Jr.を使って、いろいろなアニメーションを作っていました。自分が作ったものの見どころはどこなのか、などのプレゼンテーションをしている様子は、本当に楽しそうでした。また、児童たちがお互いに教え合ったり、作品を見せ合ったりするのも非常に楽しそうだな、と感じました。

 僕自身は、まだプログラミングをどういうふうに授業に入れていくのがいいか、どこまでカリキュラム化できるのか、模索しているところではありますが、松田先生の取り組みが、子どもたちをどんな地平へ連れて行ってくれるのか(あるいは子どもたちが先生たちをどこか別の地平へ連れて行くのかもしれませんが)、楽しみです。

 松田先生は、「もうティーチャーじゃなくていい、ファシリテーターにならなきゃ」とよく言われます。新しい授業の形が、プログラミング教育をスタート地点として、生まれてくるかもしれないな、と思いました。プログラミングの授業をファシリテーションする過程で、「あ、これは国語の時間でも同じようにできるんじゃないだろうか?」と気づく先生はいるかもしれない。どんどんいろいろなスタイルの授業が生まれてくるといいと思います。

(為田)