教育ICTリサーチ ブログ

ICTを教育にどう活用できるか、現場目線でリサーチします。

TMCNコミュニティ総会 レポート No.1(2016年6月23日)

オープニング~TMCNとは何か?

 2016年6月23日に、TMCNコミュニティ総会に参加してきました。最初に、TMCNメンバーの伊藤武仙さんによるオープニングです。
f:id:ict_in_education:20160704104518j:plain


 TMCNとは何か?という説明もありました。ここでされた説明は、「センサー&デバイスに関するオープンなコミュニティ」であり、「数万円あれば手に入る開発環境で、アホなことがすぐに試せる」というもの。そして、今回のコミュニティ総会のテーマは教育であり、この「アホなことを教育にあてはめるとどうなるの?」というのを考えたい、という話がされました。
f:id:ict_in_education:20160704112349j:plain

 こうした、「すぐに試してみる」という人たちが教育に関わることは、意味があると思いました。

 今回のコミュニティ総会の「本日のお題」を見ると、プログラミング教育とSTEM教育を軸に、さまざまな話が聴けそうです。
f:id:ict_in_education:20160704112406j:plain

 この中から、前半の松田校長のプレゼンと、中尾さんのプレゼンについて、オーディエンスとして聴いてのメモを公開します。

「STEMとGamificationが創る新しい「学び」-IBをスパイスに」(小金井市立前原小学校松田校長)

 小金井市立前原小学校の松田校長先生のプレゼンの最初は、「11月26日に小金井市立前原小学校で学校公開をします!」というものでした。プログラミングを全学年でやりますから、ぜひ来てください!と松田先生は言います。
f:id:ict_in_education:20160704112514j:plain

 誰が、プログラミング教育をやるのか。「学校できるの?」と思っているでしょう?と松田先生は笑います。「現場の人間としての目線と勘では、できる。」 学校公開のときにプログラミングを教えるのは、「全員教員です!」と言います。
f:id:ict_in_education:20160704112535j:plain

 松田校長は前任校でも、実際にプログラミング教育を先生が教える形で実践してきているわけで、「やってみたらどうなるか」がわかっている、日本でも数少ない校長先生だと思います。
 ビジュアル言語はどのように系統づけられるのか、ということについても、松田先生の自作の図を公開して、話をしてくれました。
f:id:ict_in_education:20160704112557j:plain


 この図を見ながら、それぞれの言語についての説明をしてもらいました。

  • 全国的に見ると、いまは4割弱がScratchを利用。NHKで番組(「Why!?プログラミング」)も放送されたし、入門にはいい。
  • その後、勉強してロボティクスへ進む。そうすると、プログラミングからリアルに行ける。
  • VISCUITは、宣言型の言語(対になるのは、手続き型言語)を学ぶ最高の言語だと思っている。
  • Code.org, CodeMonkeyはトレーニング。

 前原小学校では、プログラミング教育に、年間20時間の総合的な学習の時間をあてるそうです。最初はつかむことが大切なので、鉄板ネタとしてBB-8を使っているそうです。
f:id:ict_in_education:20160704112636j:plain

 また、前原小学校でのプログラミング教育だけでなく、学校外でも夏休みに子ども向けのプログラミングのワークショップはたくさん企画されていて、参加者も多く盛り上がっている、という話を松田先生はします。
でも、「教員向けにはプログラミング教育は、全然盛り上がっていない!」と松田先生は言います。
 松田先生の思いは、「学びを変えていきたい」ということなのだと思います。それが、「プログラミングでできる。新しい学びの姿を作っていける。」と。「そうした姿勢を持っている人が、そもそも今回TMCNに集う人たちそのものじゃないですか!」という言葉に、会場は大いにわきました。
f:id:ict_in_education:20160704112715j:plain

 No.2へ続きます。
blog.ict-in-education.jp


(為田)