教育ICTリサーチ ブログ

学校/教育をFuture Readyにするお手伝いをするために、授業(授業者+学習者)を価値の中心に置いた情報発信をしていきます。

「Chromebookは2000万人の生徒が使っている」とGoogle(ITmediaニュース)

 「Chromebookは2000万人の生徒が使っている」とGoogle:昨年から倍増 - ITmedia NEWSを読みました。10月5日は「World Teachers’ Day(世界教師デー)」に発表された数字で、Chromebookを使っている生徒数が2000万人以上とのこと。昨年度は1000万人だったそうで、倍増しているということですね。

 とはいえ、全世界で2000万人か、とも思う。日本の1学年をまあ120万人くらいだと見て、K-12で1440万人。実際は小学校の高学年からくらいをChromebookとG Suite Education使うとして、8学年で960万人。0.5%の学校で1人1台を実現させようとすると必要なのは48,000台。1台あたり50,000円としたら2,400,000,000円(24億円)か。24億円という金額が文部科学省の予算の中だとどれくらいを占めているのだろう…と予算を見てみた。いろんな政策が動いていて、なかなか簡単じゃないよなあ…。
 そもそも、買って終わりではないだろうし、その他にもいろいろとお金がかかるよなあ。

 個人的には、低学年はビューアーとしてのiPadで、高学年くらいからはアウトプットを積極的にしてもらいたいので、キーボードがある方がいいな、と思っています。そうした用途に、Chromebookはいいなあ、と思っているのです。どんどん広がってほしい。
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www.google.com

www.youtube.com

 Googleでどんどん教育が変わっていけばいいな、と思います。Googleドキュメントで原稿を共有して校正作業をしたりするの、本当に楽です。仕事で使うのに、「ちょっと不便だな…」と思うのは、結局まわりがMS Officeを使っているので、互換性のこと。でも、学校であればみんなが同じシステムを使うので、このあたりの問題も解決されるわけです。
 今後のGoogleの教育分野での頑張りに大きく期待しています。

(為田)