教育ICTリサーチ ブログ

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関西大学初等部監修「デジタル思考ツール」

 関西大学初等部のミューズ学習をデジタル化した教材、「デジタル思考ツール」が発売されたそうです。ミューズ学習は、関西大学初等部で教えられている、「考える方法=思考スキル」を身につける学習です。
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 ミューズ学習を行っている関西大学初等部には、2015年7月に訪問し、授業見学をさせてもらいました。関大初等部では、「考えなさい」と言わないことにしていて、「比べてみなさい」「仲間分けしてみなさい」というように、子どもたちに伝えているのがすばらしいと思いました。たしかに、「考えなさい」というだけでは、「どう考えるか」がわからなければ、次に何をしたらいいかわからなくなってしまうからです。
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 思考ツールの中には、ドラッグして動かした方が直感的に操作できるものも多いように思います。またカード同士が結びつく様子などは、アニメーションなどで表現するとよりわかりやすいです。一方で、紙に比べるとどうしても作業スペースは限られてしまうので、このあたりが子どもたちの学習にどんな影響を与えるのか、興味があります。

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 学校ライセンス版が29,800円となっています。Windows OS、Mac OSiOS、Androindに対応しているということは、子どもたちが持っているタブレットに全台インストールするのかな?それとも、学校のサーバにインストールしてブラウザ上で動くのだろうか…。どういうふうに動くのか知りたいなあ。

 実際にどんなふうに使われているのか、見てみたいなと思います。どこかの学校で導入していないかな…。取材に行きたいです。導入している学校で、「うち、やってるけど見に来る?」という先生がもしいらっしゃれば、ぜひご連絡ください!

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(為田)