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教育ICTリサーチ ブログ

ICTを教育にどう活用できるか、現場目線でリサーチします。

京都教育大学附属桃山小学校 授業レポート No.3 (2016年11月10日)

 11月10日に京都教育大学附属桃山小学校を訪問しました。朝の時間からずっと、木村明憲先生が担任をされている、4年2組の教室で授業を見学させていただきました。今回は国語の授業をレポートします。

実況中継:国語

 2時間めは国語の授業でした。木村先生は、前時の板書をモニターに投し出して、簡単に単元「アップとルーズで伝える」の復習をしました。
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 国語の時間では、一人1台タブレットを持ってきて、授業に使っていました。iPadiPad Miniが混ざっていますが、授業で使うロイロノートスクールはどちらでもできるので、問題ありません。

 タブレットで教科書のページを撮影して、写真や文章部分に書き込みをしていきます。写真の上に「B」とか「C」とか書いて、写真に対応する説明箇所をBは赤、Cは青というように色分けしてマーカーを引く活動をタブレット上で行いました。こうすることで、教科書を簡単にそのまま教材として使うことができます。
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 それぞれがどこにマーカーを引いたかということを発表していきます。先生が画面で出して、それぞれ発表している人が理由をいいつつ、ペンツールでラインを引いていきます。自分でマーカーを引いた箇所を示した後で、「なんでかと言うと…」と理由をきちんと言いっていきます。常に「どうして?」「なんで?」と先生が問いかけ、クラスメイトが問いかけ、ということをしているからこそだと思います。最初は面倒かもしれませんけど、「どうしてかというと…」ときちんと理由を言えることは、非常に大切なスキルだと思います。

 聞き手のことについても、木村先生は注意をクラスに促しました。人が発表をしているときにも、手元で自分の作業をできるので、きちんとこうしたことも注意しなくてはなりません(これはノートやプリントでやっても同じですが…)。木村先生は、「発表している人の意見と、自分の意見を、比べながら考えていけるか。聞けているか。ただぼーっと見ていてはダメだよ」という話をされていました。
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 モニターに映してみんなでラインを引いた教科書のデータを、クラス全員にロイロノートスクールを使って送って、それを見ながらノートにまとめていきます。
 こうして、全員で行った学習の成果を、すぐに全員に共有して、共有されたものノートの一部にして、今度は自分がまとめるノートの一部として使っていきます。学習履歴をどんどん手軽に蓄積していって、自分にあった学習活動のために活用できるというのが本当に素晴らしいと思います。こうしたことは、ノートでしようと思うとコピーをしたり貼り付けたりしなければならず、また一人ひとりがその作業をすれば時間がどうしてもかかってしまいます。手軽にこうしたことができるのは、ICTの良さだと思いました。
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 No.4に続きます。
blog.ict-in-education.jp


(為田)