教育ICTリサーチ ブログ

ICTを教育にどう活用できるか、現場目線でリサーチします。

戸田市 iPadを貸与→算数アダプティブ教材「やるKey」を家庭学習で活用

為田が開発に参画している、凸版印刷アダプティブラーニングシステム「やるKey」についてのエントリーです。

 1月6日の日経新聞で、「埼玉・戸田市、iPadを小学4年生に貸与 算数ドリルの宿題を家庭で」という記事が出ました。
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学習ソフトは「やるkey」といい、主に家庭での学習や宿題に使う。算数のドリル問題を解き、間違っていた場合は繰り上がりや九九の覚え間違いなどの原因も分析できる。市教育委員会は「集団での授業では解消しにくいつまずきを解消できる」と期待している。


埼玉・戸田市、iPadを小学4年生に貸与 算数ドリルの宿題を家庭で :日本経済新聞

 この文章だけ読むと、繰り上がりや九九の覚え間違いなどの原因を分析する、という書かれ方で、繰り上がりを間違えたら繰り上がりの問題ばかりが繰り返し出題されるみたいにも読めます。ですが、「やるKey」の良さは、例えば3桁÷2桁のわり算を間違えるときに、そもそも「わり算の式を立てられない」のか、「わり算の筆算のときに部分積を正しく出せない」のか、「部分積を引き算するときに正しく出せない」のか、ということを、問題が何度も自動出題されるなかで、突き止めて適切な問題を単元や学年を遡っても出題する、ということです。
 そこまで書かれなかったのがおしかったなあ、と思います。
www.nikkei.com

 そのあたり、ご興味ある方は、以下のエントリーなど参照してもらえればと思います。
blog.ict-in-education.jp

◆ ◆ ◆

 戸田市のサイトの方でもリリースは出ていました。学校の中で、どんなふうに使うのかということが具体的に書かれています。
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「やるkey」には、個々の児童の理解度に合わせて問題を提供し、従来の集団型の授業では解消しにくかった「つまずき」を、ドリルの正誤情報から解消できるようにする機能があります。また、児童が自分のペースにあわせて学習目標を設定しながら毎日の家庭学習を行い、自分の自己管理能力を養うことができる機能もあり、家庭での学習習慣の定着や学力の向上に効果が期待できます。


[記者発表資料]タブレットで家庭学習 - 戸田市公式サイト


 年度末までで、学力向上などの効果測定を行うそうです。実際に授業でどんなふうに使われるのかも取材で行かせてもらいたいなと思います。

(為田)