教育ICTリサーチ ブログ

学校/教育をFuture Readyにするお手伝いをするために、授業(授業者+学習者)を価値の中心に置いた情報発信をしていきます。

歴史災害のオンライン翻刻プラットフォーム「#みんなで翻刻」&くずし字学習支援アプリ「KuLA」

 Twitterのタイムラインで、くずし字を学習して、古地震研究に参加できる、歴史災害のオンライン翻刻プラットフォーム「#みんなで翻刻」を知りました。

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みんなで翻刻 - MINNA DE HONKOKU


 実はこのくずし字学習のアプリ「KuLA」については、2016年3月に取り上げていました。
blog.ict-in-education.jp


 こんな感じで練習ができるのですが、ひらがなにしてすでにこの難しさ…。
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 さすがに「う」とかならわかります。
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 10問のテストに挑みましたが、ほとんどわかりませんでした。あまりにできないと悔しくなり、一生懸命何度でもやってみる児童生徒が現れるかもしれません。
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 テストの結果をTwitterなどSNSでシェアすることもできます。また、ユーザー同士で繋がりを作ることもできます。

 文字を練習した後に、実践ということで、「方丈記」にチャレンジしてみました。横に翻刻文を出しても難しい…。僕が「#みんなで翻刻」に役立てるようになるのは、だいぶ先かな…と。
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◆ ◆ ◆

 おもしろいのは、KuLAを使って学習プログラムを楽しく学習し、そこで学んだスキルを使って、「古文書・古記録を解読して、歴史災害研究に参加しよう!」と呼びかけているところ。GoogleFacebookTwitterのアカウントで参加することができます。翻刻文字数ランキングも表示されていて、どんどんみんなで翻刻を進めている様子が見られます。
 こうした集合知の使い方、インターネットの使われ方のなかでもとてもポジティブな使い方だと思っています。どんどん進んでいくといいなと思います。
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 翻刻できる方、ぜひご参加ください。

(為田)