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教育ICTリサーチ ブログ

ICTを教育にどう活用できるか、現場目線でリサーチします。

新宿区立落合第六小学校 授業レポート(2016年11月30日)

為田がスクール・アクティベーションの役割を担っている、子どもSNS「Creatubbles(クリエイタブルズ)」についてのエントリーです。

 11月30日に、新宿区立落合第六小学校の2年生の図工の時間に、クリエイタブルズのワークショップを行いました。

作品を作る

 今回のワークショップでは、ストローをジョイント(結節点)で繋いでさまざまな形を創ることができる「Strawbees(ストロービーズ)」を使って、最初に作品を作りました。図工の授業の最初には、「つなげて、つなげて、ひらめこう」というキーワードを先生が児童に伝えていて、ストローをどんどん繋げていきながら、作品を作っていきます。どんどんつなげていくうちに、アイデアがふくらんでくるみたいです。児童たちは、最初は一人でどんどんストローを繋げていき、どんどん大きくしていきました。中には、同じグループのクラスメイトと作品を繋げて大きな作品にしている児童もいました。
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 作品が大きくなってきて、図工室の天井からぶら下げて制作している児童もいます。
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 作品が完成したら、クリエイタブルズに作品をアップロードするために、順番に教室の後ろに用意したiPadで撮影をしていきました。撮影を待つ間、作品のタイトルとその説明(工夫したところや自慢したいところ)を紙に書いてもらいます。

作品を世界に発信する

 作品が完成したら、子どもSNS「クリエイタブルズ」に作品をアップロードしていきます。アップロードするときには、タイトルとコメントを書くことができます。
クリエイタブルズでは、気に入った作品に好きな色のバブルをつけることができます。また、コメントを書くこともできます。ネット上で作品を公開するときには、心無いコメントが子どもたちに届くことが心配ですが、クリエイタブルズでは、管理者(学校で行う場合は先生であることが多いです)によって承認されないとコメントが表示されないので、心無いコメントが子どもたちのところに届かないようになっています。

 子どもたちはどんどん作品をアップロードしていきます。世界中のクリエイタブルズのユーザーたちからバブルをもらっている様子が、教室で投影されているディスプレイで見ることができます。
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 クリエイタブルズの画面上では、子どもたちが作って撮影した作品がずらりと並んでいます。先生が児童たちを集めて、みんなでどれくらいバブルやコメントがついているかを見てみました。
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 バブルをクリックしてみると、どの国のどんな人がバブルをくれたのかがわかるようになっています。子どもたちは、「あ、アメリカからだ!」「アルゼンチンだ!」「デンマークってどこ!?」といろいろな反応を示します。
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 作品の下には、もらったバブルの数が数字で表示されています。数字を押すと、「バブルした人」という画面が出て、バブルをくれた人が一覧で表示されます。
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作品を発表する

 授業の最後に、プレゼンテーションを行いました。何人かの児童に前に出てきてもらって、ディスプレイに自分の作品を映し出して、タイトルや作るときに工夫したことなどを発表してもらいました。
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 このときにも、どの国の人からバブルやコメントをもらったか、というのも確認しながらプレゼンテーションをしていきました。外国のユーザーからコメントをもらうことは、子どもたちにとっては非常に意味のある体験だと思います。ここで英語でのコメントをもらって、「もっとやりとりしたい!」と思って、英語を勉強したいと思う児童もいるかもしれません。また、「デンマークってどこだろう?」という疑問から、地理に興味を持つ児童がいるかもしれません。クリエイタブルズによって、子どもたちの作品が世界の子どもたちと先生と繋がり、そこから新しい学びへと繋がる可能性があるということです。
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 教室の中では、作った作品がとてもユニークで、誰にも理解されないこともあるかもしれません。ですが、そうした場合でも教室という枠を飛び越えて、世界のどこかから、「君の作品はいいと思う!」とバブルやコメントがつくことは、子どもたちにとって大きく世界を拡げるきっかけになるのではないでしょうか。そうした体験を、先生が見てくれている教室のなかでできることが、クリエイタブルズを学校の授業の中で使う利点の一つだと思います。

(為田)