4月21日に、戸田市立教育センターにおいて、戸田市カリキュラム・マネジメント研修会の講師を務めさせていただきました。
戸田市カリキュラム・マネジメント研修会とは、今年度から新たに開催された研修会で、各学校のカリキュラム・マネジメントを支援することや、今日的な教育課題について理解を深めることを目的としているそうです。以下、プログラムに書かれていた概要を転載します。
戸田市カリキュラム・マネジメント研修会について
非常に光栄なことに、こちらの第1回のゲスト講師として呼んでいただきました。市内の12の小学校、6の中学校の校長先生にご参加いただきまして、「ICT教育を生かしたカリキュラム・マネジメントについて」というタイトルでお話をさせていただきました。
テーマとしたのは、「教育の情報化やICT教育に取り組んでいる学校での活用事例を紹介し、その活用事例をICTをどういった目的で利用しているのかに着目することで、評価軸を作れます」ということをお話しました。
このテーマは、実は以前に戸田市教育委員会の戸ヶ崎教育長にお話をさせていただいたときにお伝えした内容です。このブログでは、「ICT利活用の9類型」として紹介したことがあります(参考: ICT利活用の目的 9類型(2014年8月版) - 教育ICTリサーチ ブログ )。その後、戸田市教育委員会の「平成29年度 指導の重点・主な施策 とだっ子 やり抜く力で 未来に夢を」という小冊子の中でも、「ICTの利活用7+2」として紹介されています。
9類型を7+2に分類するのは、実は福生市教育委員会も同じように分類をされていました(参考: 福生市立学校ICT推進計画(福生市教育委員会) - 教育ICTリサーチ ブログ )ので、学校現場ではもしかすると7+2に分類する方がしっくり来るのかもしれません。今後、引き続き考えていきたいと思います。
ICT教材を実際の教科の中で活用している事例と、この類型とを突き合わせることもできるようになっています。
プレゼンテーションをした後は、参加された先生方がグループ協議されているところを回らせていただいて、いろいろなお話をさせていただきました。校長先生たちが、「こういう目的でICTを使いたい」ということを明確な評価軸として持つことで、教室でのICT活用についての活用が想定したとおりにされているかどうか、評価し応援していくことができると思います。
また、戸ヶ崎教育長だけでなく、教育委員の方々、教育委員会の指導主事の方々にも参加していただきました。チームで新しい教育を作っていこうという、戸田市の姿勢を強く感じることができました。
このときにいただいたご縁がもとになり、夏休みには、このときにご参加いただいた校長先生から、校内研修の講師をしてほしいという要望をいただいています。大変ありがたいことです。
教育委員会が間に立って日程を調整していただき、実施の運びとなりました。校長先生の集まりから、校内研修へ、徐々に教室に近づいていく形で、お話をさせていただけるのがありがたいです。7月下旬から始まる、戸田市での校内研修を楽しみにしています。
(為田)