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宝仙学園小学校 授業レポート No.1(2017年6月9日・13日)

 2017年6月9日と13日の2日間にわたって、宝仙学園小学校の6年生の理科の授業を見学させていただきました。吉金佳能 先生の授業のテーマは、「Science Magic Challenge」でした。理科の水溶液の性質を使った実験に、グループごとにチャレンジします。
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 もともと、3月のJAPET成果発表会において、吉金先生が昨年度に行った「Science Magic Challenge」を発表されていて、「発表の場としてYouTubeなどでは個人情報の問題もあり、安全にアップできる場がないかと考えている」とおっしゃっていたのを、モデレーターを務めていた文教大学の今田晃一先生が、「クリエイタブルズというのがありますよ」とコメントをしていただいたご縁で、ご挨拶をさせていただきました。
 今回の授業で作るScience Magic Challengeのムービーは、クリエイタブルズ上で公開され、世界50カ国以上にいるクリエイタブルズのユーザーからバブル(Facebookの「いいね!」に相当)をもらうことになります。吉金先生は最初から、「世界に発信しようぜ!」と児童たちに伝えていました。
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 吉金先生のScience Magic Challengeでは、好きな実験を選んでできるようになっていました。「この実験をしたい」と児童が言ってきたら、それに必要な薬品や実験道具などを先生がサポートしながらグループで準備し、それぞれに実験をし、撮影していきます。
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 撮影は、一人1台持っているiPadで行っていました。水溶液でどんどん色が変わっていくムービーや、液体を加えると泡がフラスコから溢れてくるムービーなどが撮影されていきます。
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 撮影の仕方も、各グループで工夫をしています。手で持って撮影をしているグループもありますし、固定して撮影しているグループもありました。
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 各グループ、1つの実験だけではなく、何種類かの実験をしていました。実験は、YouTubeでおもしろ実験を検索して、そのとおりに再現しているグループもあれば、検索して見つけた実験を行っているグループもありました。iPadのロイロノートに実験の計画を書いて、これを見ながら実験をしているグループもありました。
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 行う実験については、学習した「水溶液の性質」に関連する実験ならば、自由に「自分たちのやりたい実験をする」というスタイルだそうです。
 まだ習っていない反応などが実験に含まれていることもあるそうですが、「それも、興味をもって、いずれ座学の方で学ぶときのモチベーションになればいい」というふうに吉金先生はおっしゃっていました。
 この理科の時間は2時間続けての授業でした。2時間続きでやるから実験できる、失敗できるのだと言います。


 No.2に続きます。
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(為田)