教育ICTリサーチ ブログ

ICTを教育にどう活用できるか、現場目線でリサーチします。

教材に使えるかも?: Google翻訳を使って海外で日本がどう報じられているかを読む

 麻生太郎副総理兼財務相は8月29日にした「いくら動機が正しくても、何百万人殺しちゃったヒトラーは駄目だ」という発言を撤回しました。ニュースとして目にした人は多いかと思います。さて、ではこのニュースはヒトラーナチスについて現在でも厳格に対応しているドイツではどのように報道されているのでしょうか。日本の政府がどのように海外で報じられているかを知るために、ICTを使って授業で考えてみてはどうでしょうか。

 ドイツのニュースメディアであるSPIEGEL ONLINEに、8月30日付で記事が掲載されていました。「『デア・シュピーゲル 』(Der Spiegel) は、ドイツの週刊誌。発行部数がヨーロッパで最も多いニュース週刊誌であり、毎週平均110万部が売られている。時の政府とも論陣を張る進歩的なメディア」だそうです。(引用:デア・シュピーゲル - Wikipedia

www.spiegel.de

 当然ですが、ドイツ語で書かれています。読めません。
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 Google翻訳の機能を使って、日本語に翻訳をかけてみましょう。タイトルからして意味がわからない。そして名前は「タロ・アソ」になるという…。これでは厳しいですね。内容も意味がわかりません。
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 ここでやめずに、「では、ドイツ語→日本語がダメならば、ドイツ語→英語ならばどうだろうか?」と思い、翻訳のオプションを変更します。Google Chromeを使っていると、アドレスバーのところにGoogle翻訳のアイコンが表示されているので、これをクリックして「オプション」を選びます。
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 そして、翻訳言語を「日本語」から「英語」に変更します。
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 そして、英語に翻訳されたニュースがこちら。日本語での翻訳に比べたらぐっとわかりやすくなりました。言語間のGoogle翻訳の相性ってありそうだなあ、と思います。それが文法的な性質の違いなのか、それとも翻訳ケースの多い少ないの違いによるものなのかはわかりませんが。
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 日本の政府がどのように海外で報じられているのかということを知ることは本当に大切なことだと思います。かつてならば、ドイツ語の新聞を入手するのも大変、読むのはもっと大変、教室で使うなどとんでもない、と言うものだったと思いますが、今は違います。ドイツの新聞にすぐにアクセスすることができます。Google翻訳などを使うこともできます。
 Google翻訳を使ってみて、「ドイツ語→日本語やってもちっとも役に立たない」で終わるのではなく、ならばせめて、英語に翻訳して読む、ということを行うのは、児童生徒たちにとって世界と日本との距離を測る非常に有効な教材になると思っています。

(為田)