国土交通省が開設している防災教育ポータル、シンプルですけど、こうして一覧性がある感じにまとまっているのがいいな、と思っています。
ページのいちばん上に、コンテンツの一覧が表示されています。
- トピックス
- 最新の取り組み
- 動画の公開やカードゲームの紹介などがされています(2018年4月2日現在)
- 教材
- すぐに使える教材パッケージ
- 教材・解説書などのすぐに使える教材パッケージを紹介しています
- 指導案などがついているわけではありませんので、「すぐに使える」というところまではいきませんが、ある程度のパッケージにまとまっているので、テーマをここから選んで教材研究するときに便利だと思います。
- 素材
- 伝わりやすい写真やイラスト
- 教材プリントなどを作成する際の素材として活用できる写真やイラストが紹介されています。
- テーマを先生が決めた後、どんな素材があるかを探してみるといいと思います。
- 手引き
- 防災教育の進め方等に関する、手引き・ガイドライン等を紹介しています。
- 事例
- これまでに行ってきた、学年別・分野別の事例が紹介されています。
画面上部のインデックスから「教材」を押すと、教材パッケージが一覧表示されます。それぞれのコンテンツについて、「地震・津波災害」「風水害」「火山災害」「雪害」の4つの災害のカテゴリーのどれに使えるのかがアイコンで表示されています。また、「小学生」「中学生」「高校生・一般」と校種についても適切なものをハイライトしています。教材を選ぶときの目安になるかと思います。
一覧のなかから、「荒川氾濫 フィクションドキュメンタリー」を選んでクリックすると、荒川下流河川事務所のページが開きます。
それぞれのサイトを先生方が検索して、内容を精査して、授業準備をするというのはなかなか時間がかかることですので、こうして外部へのインデックスとして機能するのはとてもいいことだと思います。
防災教育は、日本においては子どもたちの命を守るために大切なことだと思います。特に学校は子どもたちが一日の多くの時間を過ごす場所だからこそ、先生方と一緒に防災教育を学ぶことは必要だと思います。
これから多くの学校でこのサイトが活用されて、どう使われたかという事例紹介が増えていくといいな、と思います。
(為田)