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授業で使えるかも?:朝日新聞 道徳の「星野君の二塁打」似た経験 監督は采配を変えた(2018年7月13日)

 道徳の教科書に掲載されている、「星野くんの二塁打」という話。試合で犠牲バントを指示されながら二塁打を打った星野君が監督に叱られるという内容なのですが、この内容について、夏の高校野球 長崎県大会に出場している監督・選手にインタビューしている朝日新聞の記事がおもしろい。
www.asahi.com

1947年に雑誌に掲載され、今年度から小学校の正式教科になった道徳の教科書に使われる「星野君の二塁打」。古賀監督を含む長崎県の高校球児と監督約50人に読んでもらった。「監督が正しい」が約8割。「チームの約束を守っていない」「ヒットは偶然」という声が多かった。

道徳の「星野君の二塁打」似た経験 監督は采配を変えた - 高校野球:朝日新聞デジタル

 道徳の時間、教室の中だけの議論でなくて、さらに広げて、「実際に野球をやっている人はこう言っているよ」と展開できそうです。
 「星野くんの二塁打」の指導案を検索していくつか読んでみると、この単元は、 内容項目4-(1) に紐づけられて、「約束や規則の尊重」の気持ちを養うようになっていることが多いです。最初の導入だけ野球の話に紐づけて、そのあとはもう少し日常の話でディスカッションをしていかないとなかなか野球論とかチーム論になってしまいそうです。先生の授業設計力が問われると感じました。
 こうしたニュースをちらりと見せることで、教室を外と繋いで、児童の考え方の幅を広げるということはできるかもしれません。

(為田)