2018年8月2日に、NTTドコモ東北支社にて、「近未来の学校教育体験セミナー 模擬授業 夏祭り@仙台」を開催しました。ICT(EdTech)を使ってどんな授業ができるのかをたくさんの先生に知ってほしくて、体験してほしくて、今回は模擬授業を5本プログラムの中に組み込みました。
イベントまとめ
小学校、中学校、高校の3つの校種。算数、理科、国語、英語、社会の5つの教科。それぞれの授業の中で、どんなふうにICTを活用することができるのかを体験していただけたのではないかと思います。
#ICT模擬授業夏祭り こんなことをねらいたいから、コレのアレを使う、というレベルへ行き着くにはまだまだ引き出しに入れねばならないようだなあ(^^;
— DirtyKitty (@DirtyKitty01) 2018年8月2日
どんなことをICTでできるのかということさえ体験してもらえれば、先生方はそれを他の校種や他の教科であっても授業の中で活用するアイデアを得ることができると信じています。
最後に会場に残されていたメッセージ、とてもとてもうれしかったです。楽しんでいただけるのがいちばんです。先生方がより良い授業をできるように、今回の模擬授業祭りがなにかの役に立てれば光栄です。ぜひ、またやろうと思います!
↓あまりに嬉しくて、撮影しているところを撮られました…はずかしい…(笑)
https://twitter.com/tsuyoshim8/status/1024940744971190272
アンケートまとめ
翌日から、参加してくださった方々を対象に、Googleフォームでアンケートを実施しました。だいたい参加者の半数、15件の回答をまとめたいと思います。
問1「イベントについてご満足いただけましたでしょうか?」については、80%が「満足」、20%が「まあ満足」という結果になりました。
問2「今日得られた情報が、役に立ちそうだと思いますか?」については、「役立ちそう」と「まあ役に立ちそうを足すと93.4%となりました。校種や教科、利用したアプリやシステムもバラバラだったので、幅広くカバーすることができたのがよかったのではないかと思っています。
問3「体験したアプリ(模擬授業)の中で、興味があったものをチェックしてください」では、以下のような結果となりました。幅広く教科を準備しておくことが重要だと感じました。
また、この中で、やるKeyとEnglish 4Skillsは教科に紐付いたデジタル教材です。一方、micro:bitはプログラミング教育と紐づけて、どの教科でも学ぶことができる教材です。ednityとロイロノート・スクールは、学びのためのツールとして活用するプラットフォームだと思っていますので、教科を超えて使うことができると思います。
問4「イベントに参加して、良かったと思うことを教えてください」へのコメントを以下に抜粋します。
- アプリの使い方ハンズオンはよくあるのですが、現場の先生方は授業のどの場面で使うのかを迷ってしまいます。本日の模擬授業を通して、具体的な活用場面を知ることができると思います。
- アプリの活用場面を具体的にイメージできたこと
- ロイロノートのシンキングツール→できる形でチャレンジしたいと強く思いました。
- おとなりさんやご近所さんと情報交換できたこと
- 新たな人とのつながりができたこと。次なるプランが出てきそうな感じになったこと。
- 授業すべてにICTやアプリを利用すると公立校だとコストがかかる導入は難しいです。しかし、部分的な導入や新たな視点での問いの作りを学べたのが良かったと思います。
- 筆文字を教えている関係で伝える手段をうまく利用して子供達と楽しくできるヒントがたくさんありました。
- 今後の授業作りに生かすことができそうなアプリやツールを知ることができました。
- 近未来を、少し思い描くことができた。
- ロイロノートに触れてみたかったので、目的が達成できました!
- 授業の形であったことで、現場での活用をイメージできた。
- アプリ活用の一例を模擬授業形式で体験でき、興味関心も高まったし、これからの学習のために、皆で学ぶべきことだと感じた。
- ICT のいろいろな活用方法が体験できて、とても有意義だった。
- 興味を持たれている方がたくさんいること
- 実際に操作することで理解が深まった。
問5「登壇者、主催者へのコメントを自由にどうぞ」から、以下に抜粋します。ありがたいコメントもたくさんいただいております。適宜、対応していきたいと思います。
- 模擬授業形式でのセミナー開催の回数が増えると助かります。毎回、刺激になるセミナーをありがとうございます。
- いつも思うのですが、短い時間にぎゅぎゅっと充実したメニューを組んでくださってありがとうございます。合間のトークもとても参考になります。登壇者のみなさん、熱い思いと確かな実践、滑らかな話術、見習います。ありがとうございました。
- 自分の実践に活かせるというよりは、新たな知見ができたことが大きかったです。お疲れ様でした。どんどん盛り上げていきましょう!
- 先生方の導入時の主発問がとても素晴らしく、かなり参考になりました!また、私個人的には学校におけるスマホ利用には賛成で少しずつ利用の幅を広げていきたいと考えています。また、主催者にお願いがあるのですが、プログラミング学習やプログラミング思考の学びですが、理科や数学的なものは数多く見ましたが、他教科については見たことがなく、なかなかイメージが湧かなく困っています。このようなセミナーがあると助かります…
- 先生だけではない、別な職業の方達が一緒にやると違う視点からみれるのでどんどん登壇して欲しいです。
- ありがとうございました。夏休み明けに向けて、大きな刺激をいただきました。このような研修会をさらに充実していただけると、とても嬉しいです😊
- 授業形式だと、どのように利用できるか、イメージしやすくよかったです。
- 素敵な企画でとても、楽しかったです!!登壇者の皆様から多くの気づきをいただきました。ありがとうござました。
- フライヤーをダウンロードできる形にしておいていただけると、公的な出張や研修の申請がしやすいのでご検討ください。
- 模擬授業形式はドキドキしたが、子供の気持ちも分かってよかった。先生の皆さんも、短時間で、これだけは!というものに焦点をあてて授業を構成してくれて、この分野はド素人の私でも楽しく学べた。大変勉強になりました。ありがとうございます。
- 貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。
- 今回のように気軽に参加できる機会を数多くお願いします
- ありがとうございました。「教育行政に携わる者にとっても,やはり原点は「授業」である。」このことを再確認しました。そこから始まり,常にそこに戻らなければ・・・。学校教育だけでなく,社会教育・生涯学習の視点からも,大変参考になる研修会でした。これからも,最新の情報に触れる機会を見つけ,積極的に学んでいきたいと思います。
本当にどうもありがとうございます。「模擬授業形式だと子どもの気持ちもわかってよい」というコメント、また、「原点は“授業”である」というコメント、本当にうれしいです。またぜひ企画したいと思います。次はどんな科目でやろうかな、と楽しく企画していきたいと思います。
当日、イベントにご参加いただきました皆様、このレポートを最後までお読みくださいました皆様、どうもありがとうございました。また、模擬授業という普段とは違う授業をお引き受けくださいました講師の皆様、本当にどうもありがとうございました!
(為田)