教育ICTリサーチ ブログ

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【メディア掲載】教育家庭新聞 「テーマは「うそ どう解く?」“道徳”で“考え” “議論する”」(2018年8月20日)

 2018年7月17日に戸田市立戸田第一小学校にて見学させていただいた、ポプラ社の出版した『答えのない道徳 どう解く?』という書籍を使った「うそ どう解く?」という4年5組の道徳の授業(担当:榮 亜耶 先生)は、たくさんのメディアの方が取材してくださいました。

 2018年8月20日の教育家庭新聞にて、この授業の様子が紹介されました。
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 教育家庭新聞のサイトでも全文を読むことができます

戸田第一小学校の4年生の道徳の授業の主題は「うそ どう解く?」。書籍『答えのない道徳の問題 どう解く?』(以下『どう解く?』=写真下)の一節を用いて行われた。

国語科の単元「自分の考えを伝えるには~意見文を書く~」での学びを発展させ、本時の道徳の授業で話すこと(議論)につなげる。

授業のはじめに、担任の榮亜耶教諭が児童に「うそはついていいのかな?」と尋ねると、「いい!」「悪い!」と声が上がる。そこで『どう解く?』の「友だちからすきじゃないプレゼントをもらった。『うれしい』とうそをついたら、友だちは喜んでいた」を朗読。

テーマは「うそ どう解く?」“道徳”で“考え” “議論する”|KKS Web:教育家庭新聞ニュース|教育家庭新聞社

 今回活用した、ポプラ社の『どう解く?』の書籍など、力のあるコンテンツを、先生方が授業の中で使うことによって、よりよい授業ができるお手伝いをしていきたいと思っています。また、ロイロノート・スクールなどの授業支援ができるICTを活用することで、より多くの児童の意見を取り上げることもできるかと思います。このように価値観が出るものについては、無記名で意見を表示することができるのも、挙手をして意見を言うのとはまた違う授業設計ができるように思いました。

授業を視察した戸田市教育委員会教育政策室教育センター担当主幹兼指導主事の筒井陽子氏は「道徳の授業は従来、どうすれば自分のこととして捉えることができるかが課題だった。今回の授業では、児童が授業の導入から自分ごととして考えていた。

テーマは「うそ どう解く?」“道徳”で“考え” “議論する”|KKS Web:教育家庭新聞ニュース|教育家庭新聞社

 先生方の授業設計、子どもたちの見とり、子どもたちとの関係性、そうしたものがあってこそ、コンテンツの力を授業の中で活かしていただけるのだと思っています。
 こうした、外部のコンテンツを学校と繋ぐ仕事をしていきたいと思っています。

(為田)