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『イン・ザ・ミドル ナンシー・アトウェルの教室』×教育ICT ひとり読書会 No.6「第6章 一人ひとりの書き手を教える」

 ナンシー・アトウェル『イン・ザ・ミドル ナンシー・アトウェルの教室』を読んでいます。じっくりひとり読書会ということで、ハッシュタグ「#イン・ザ・ミドル中」を使ってTwitterでメモを書いています。こちらをブログには章ごとにまとめていこうと思います。

イン・ザ・ミドル ナンシー・アトウェルの教室

イン・ザ・ミドル ナンシー・アトウェルの教室

 今回は、第6章「一人ひとりの書き手を教える」です。ただ書かせるということではなく、どのように導いていくのかというノウハウが書かれていて、参考になりました。

書き手が求めているフィードバックは?

 アトウェルの教室では、新年度初日に「書くことアンケート」を実施します。そのなかに、「他の人からどのようなフィードバックがあれば、書き手として成長できますか?」という質問があるそうです。

 生徒がどのようなフィードバックがほしいのか、ということと、先生側がどのようなフィードバックを与えればいいのかは必ずしも一致する必要はないと思いますが、アトウェルは先生は良い手として蓄積したものを生徒に譲り渡すことが重要だと言います。

カンファランスのポイント

 アトウェルのライティング・ワークショップの中では、生徒と個別に話すカンファランスの機会をたくさんもちます。作品が完成してからコメントを入れるのではなくて、書いているプロセスの途中でコメントをするのが非常に重要だというのは同感です。「せっかく書いたのに…」と思ってしまうと思うので、途中でより良くするためのコメントを入れていくことが大事だと思います。
 Googleドキュメントなどで執筆中のドキュメントにコメントを入れていくことで教室でのカンファランスを補足することもできるかもしれないと思いました。

 あ、ここ誤字があることに気づきました…。「教室の秩序も保てます」ですね…。失礼しました。

 ライティング・ワークショップでのカンファランスのガイドラインも挙げられていました。

 また、書くときに生徒が遭遇する課題と、その対処法についても書かれていました。メモや下書きを使うことはとても大切なのだと感じる。書けないなら、「書くための素材」へ立ち戻る、というのが多いのです。そのために、アトウェルはノートを活用しているのだと思います。
 僕はOneNoteでのメモ(タイピングも手書きも両方含めて)を使ってブログの文章を書いていることがほとんどですが、たしかにメモに立ち戻ることは多いなと思います。使うかはわからないけれど、メモや下書きを一括して見られるようにしておくことは大切です。紙でももちろんいいですが、GoogleドライブやEvernoteOneNoteや、学校でも使えそうな機能は意外とあるかもしれません。ノートを撮影して一つの場所に保存しておくとかもありかもしれません。


まとめ

 具体的なアドバイスがたくさんです。書き手を大切にしているワークショップの様子がわかるような。一人ひとりにこうして関わっていくのは大変だけど、楽しそうです。

 次は、第7章「一人ひとりの読み手を教える」へと進みます。

(為田)