教育ICTリサーチ ブログ

ICTを教育にどう活用できるか、現場目線でリサーチします。

授業で使えるかも?:国会会議録検索システム、インターネット審議中継

国会会議録検索システム

 国会会議録検索システムというのがあることは知っていたのですが、いままで実際に触ったことがなかったので、ちょっと使ってみました。
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 「簡単検索」を選んでみると、期間、発言者、会議、検索語で検索をすることができます。第1回 特別国会(1947年5月20日~1947年12月9日)、第2回 通常国会(1947年12月10日~1948年7月5日)から、現在行われている国会まで、期間指定の「選択」ボタンを押すことで選ぶことができます。
 期間として第1回 特別国会を選び、検索語に「総理大臣」と入れて検索をかけると、参議院衆議院での会議録が一覧表示されます。
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 検索一覧表示のタイトルのところをクリックすると、テキストデータが表示されます。検索語がハイライトされていて、そこがどこに書かれているか見つけやすくなっています。
 また、右側のPDFをクリックすると、実際の会議録画像が表示されます。

 過去の会議録を歴史的資料として見るというのもいいと思いますし、最近の国会でどのような議論がされているのかということを記録として全文を見てみるということもできます。また、自分の選挙区から出ている国会議員の名前で検索をしてみるのもいいと思います。
kokkai.ndl.go.jp

帝国議会会議録検索システム

 戦後の会議録だけでなく、それ以前の会議録は、帝国議会会議録検索システムにアクセスすることで検索ができます。帝国議会全会期(明治23年11月~昭和22年3月)の本会議・委員会の速記録を、デジタル画像で見ることができます。第1回の貴族院衆議院の速記録をデジタル画像でみることができます。

 ある歴史的出来事の周辺での国会の会議録を検索してみたりすることもできそうです。学んでいる歴史とはまた違い、リアルタイムにどんな議論がされていたのかを知ることは、歴史教育にまた少し違う視点を与えてくれるのではないかと思います。

インターネット審議中継

 国会会議録検索システムの下部にあるリンクで、衆議院参議院のページへ行くと、そこからインターネット審議中継を見ることもできます。

 衆議院では、衆議院インターネット審議中継を行っています。ビデオライブラリも用意されていて、2010年の第174回国会からは継続して提供されているようです。
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 同様に参議院インターネット審議中継も用意されています。
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 新聞などでは文字としてしか出ませんし、一部を切り取られてまとめられているので、どのように話されていたのかということを見るのも大切なことだと思います。

まとめ

 児童生徒がそのまま読むことはなかなか難しいと思いますので、社会科の先生が選んで、教材として見せ、それをベースにしていろいろとディスカッションをするということができるのではないかと思いました。
 社会科の先生が上手に使うと、リアルな近現代史をベースにしたディスカッションとかできそう。グループ学習にして、太平洋戦争開戦前に議会はどのような議論ができたのかを、グループごとに「内務省」「外務省」「陸軍省」などのようにアクター分けしてやってみたらおもしろそう。探究学習にできそう。

(為田)