教育ICTリサーチ ブログ

学校/教育をFuture Readyにするお手伝いをするために、授業(授業者+学習者)を価値の中心に置いた情報発信をしていきます。

先生のための教育ICT冬期講習会2018@仙台 レポート No.3(2018年12月15日)

 2018年12月15日に、NTTドコモ東北支社にて、「先生のための教育ICT冬期講習会2018@仙台」を開催しました。
 Twitterで実況していたものを、再構成していきます。No.3は、模擬授業の2時間目、小学校理科をレポートします。富谷市立富谷小学校の金洋太先生が担当です。5年生の「電流がつくる磁力」をやります。最初に映し出されたスライドには、「理科×ものづくり×プログラミング」の文字。教材として、micro:bitを使います。「会場にいるみんなで学び合いましょう」という金先生の言葉で、模擬授業がスタートしました。
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 自分の周りにある事柄から、問題を設定していく授業でした。電磁石がスピーカーに使われている…。どんなふうに?どうして?どうやって?と問いが連なっていきそうです。

 オリジナル音楽プレーヤーを作るために使うmicro:bitをプログラムするために、プログラミングの練習をしていきます。

makecode.microbit.org

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 今回は、音を出すためにスピーカーを自作します。コイルを巻いて、その中心に磁石を固定。プラコップがスピーカーになります。
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 そのために、教室で用意をしていた教材は、コップ、コイル、ワニ口クリップ、磁石、磁石を貼り付けるためのテープ、です。
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 micro:bitに音楽を再生するようにプログラムしていきます。
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 実際にスピーカーを作れるというのは、本当におもしろいと思いました。しかもロボットなどのキットでなくて、自分でも集められそうな素材でできるというのも、子どもたちには楽しそうです。
 もっと音を大きく出したい!LEDと連動させたい!ボタンを押したときに曲を変えたい、など、ここからさらにアイデアがたくさん出てくるのだと思います。とても盛り上がって模擬授業は終了しました。

 No.4に続きます。
blog.ict-in-education.jp


(為田)