教育ICTリサーチ ブログ

学校/教育をFuture Readyにするお手伝いをするために、授業(授業者+学習者)を価値の中心に置いた情報発信をしていきます。

先生のための教育ICT冬期講習会2018@仙台 レポート No.8(2018年12月15日)

 2018年12月15日に、NTTドコモ東北支社にて、「先生のための教育ICT冬期講習会2018@仙台」を開催しました。最後に、参加者アンケートのまとめを公開したいと思います。

イベントについてご満足いただけましたか?

 最初の質問は、イベントへの満足度です。回答してくださった15人の方は、すべて「満足している」と「まあ満足している」という答えでした。
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得られた情報が、役に立ちそうだと思いますか?

 次の質問は、イベントで得られた情報が役に立ちそうかどうかということです。今回の「先生のための教育ICT冬期講習会2018@仙台」では、横に情報を展開していくことを一つの目的としています。今回のイベントで得た情報を役立ちそうだと思ってもらい、勤務校や職場に戻って、「こういうのがあってさー」と同僚の方や上司の方や部下の方に話をどんどんしてほしいという意図があります。
 そうした観点から、「役に立ちそう」「まあ役に立ちそう」という回答を得られてホッとしています。
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体験したアプリ(模擬授業)の中で、興味があったもの

 今回のアンケートでは、micro:bitとschoolTaktがたくさんの票を集めていました。ぜひ、このイベントでもった興味をもとにして、さらに情報を集めていただければと思います。
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イベントに参加して、良かったと思うこと

 次の質問は、「イベントに参加して、良かったと思うことを教えてください。」です。

  • 普段は見ることのできない実践を見せていただいて、勉強になりました。
  • 聞いたことはあっても、使ったことがなかったさまざまな支援ツールやプログラミングについて知ることができた。
  • ICTの代表みたいな機器とアプリに実際に触れながら授業体験できるなんて,贅沢な時間でした。
  • さまざまな教科におけるICTツールを活用した模擬授業を体験できたこと。
  • ロイロノートやschoolTaktなどの授業支援ソフトを授業の中で使われている姿を実体験出来たこと。そこにある授業中のクラス内容共有機能の有効活用事例を体験出来たこと。共有機能があることの重要性が実感出来ました。
  • 先生方が取組んでいる状況と困っている事を詳しく聞けたこと。
  • 模擬授業形式なので、即授業へ生かしやすい
  • 具体的な授業実践を実際に試すことができたこと
  • プログラミングについて、様々なアプローチを知ることができた。
  • さまざまなアプリの体験ができたこと。
  • 多くの先生方とつながりをつくることができた
  • アプリを利用することで作業効率が上がること、クラスの状態を数値化・グラフ化することが訴求力があることに気づかされ、教育現場だけでなく、企業側から人材を育成するうえで必要だと感じた

 今回のイベントでは、模擬授業を全部で6つ用意をしましたが、この形式でさまざまな授業を体験でき、さらにアプリの体験ができたことを評価してくださっている回答が多いのが印象的です。

登壇者、主催者へのコメント

 最後に、登壇者、主催者へのコメントをもらっています。さまざまなコメントをいただき、大変参考になります。

  • 実践例を具体に示していただきとても勉強になりました。ありがとうございました!
  • 「授業者の教えやすさ<学習者の学びやすさ」だったところが,勉強になりました。
  • どの模擬授業も、実践に基づいたすばらしい内容でした。大変参考になりました。市のICT活用推進に生かしていきたいと思います。ありがとうございました。
  • また、このような貴重な機会を企画していただいた主催者の皆様にも感謝申し上げます。
  • 千葉から仙台まで足を運んだ価値はありました。ありがとうございました。なかなか平日は休めない身分で、このようなセミナーに参加するのは難しかったので、学校に導入されていない授業支援ツールが授業形式の中で、進行手順も含めた模擬授業で体験出来たことは大変勉強になりました。ありがとうございました。このような環境が整っていない中でも、既存のツールで工夫して代用出来る(例えば授業支援ツールが無くても、クラスの他の子のノートが見れるなど)手段など情報提供いただいけると、現場は大変ありがたく、ぜひ情報発信をおよろしく願い致します。
  • micro:bitで作るスピーカーは面白い。モノを作る事は非常に有意義なので、暮らしの中で色々なものをtryさせてみたいですね。
  • 準備等ご苦労さまでした。今後ともよろしくお願いします。
  • この講習会を企画・運営してくださっている主催者の皆様、そして様々な魅力たっぷりの模擬授業をしてくださった登壇者の皆様に感謝申し上げます。私はこの講習会がきっかけで、今があると思っています。これからも楽しみにしてます。
  • 新たな授業の取組みをこれからも紹介してほしいです
  • 為田さんの進行も素晴らしかったです。
  • ありがとうございました。凝縮した時間の中でさまざまな体験ができたことはよかったです。個々の模擬授業で、達成感というか「学べた!」実感をもつところまでいけると、体験から学びにステップアップできそうです(時間の都合があるのは重々承知ではあるのですが)。
  • それぞれの模擬授業の時間がもう少しあったらよかったと思いました。地元の子どもたちがしっかり学べるような環境を作ってあげたいと思っています。全国的に見ても地域での取り組みに格差があるように感じております。ぜひ、岩手県でも開催していただけるととうれしいです。ご検討のほどよろしくお願いいたします。

 模擬授業については、もっと「学べた!」実感のところまでを得たいということ、またもう少し長い時間やってほしいということなど、ご意見をいただきました。
 なるべくたくさんの教科で、いろいろなアプリやシステムを使った模擬授業を実施したいと思って企画していますが、そうするとあまり長い時間模擬授業を行えないという問題があります。このあたりは、運営スタッフの方で引き続き検討をしていきたいと思っています。

 また、今回はNTTドコモ東北支社様に協力していただいているイベントなので、東北地方であれば、他の県での実施も可能性はあると思っています。ぜひ、検討させていただきたいと思いますので、SNSやブログのコメントなどでコンタクトをいただければと思います。

 いつも、積極的に学ぼうとする参加者の皆様に恵まれております。本当にありがとうございます。また、今回、模擬授業を実施していただいた先生方、本当にどうもありがとうございました。次の企画もすでにアイデアベースではできあがっており、準備に入っていきたいと思います。アナウンスをお待ちいただければと思います。どうぞよろしくお願いします。

(為田)