教育ICTリサーチ ブログ

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やってみた:ストレングス・ファインダーで出る、自分の強い資質

 トム・ラス『さあ、才能<じぶん>に目覚めよう』を読みました。この本には、Webサイトで行うテストへのアクセスコードが付いていて、ストレングス・ファインダーというテストを受けることができます。ストレングス・ファインダーは、人が持つ34の資質のなかから、自分の「TOP5の資質」を教えてくれます。
 34の資質は、アレンジ、運命思考、回復志向、学習欲、活発性、共感性、競争性、規律性、原点思考、公平性、個別化、コミュニケーション、最上志向、自我、自己確信、社交性、収集心、指令性、慎重さ、信念、親密性、成長促進、責任感、戦略性、達成欲、着想、調和性、適応性、内省、分析思考、包含、ポジティブ、未来志向、目標志向です。
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 テストを受けてみての、僕のTOP5の資質は「学習欲」「収集心」「内省」「自我」「目標志向」でした。それぞれの資質には、それぞれ10項目の「行動アイデア」と3項目の「その人の活かし方」が解説されています。自分の強い資質の興味深いところをメモ。自己評価としては、「そうそう!」と思うところが非常に多いのです…。

  1. 学習欲
    • 概説
      • 学ぶことが大好き。最も関心を持つテーマは、学ぶ「プロセス」。
      • 何も知らない状態から、着実で計画的な過程を経て、能力を身に付けた状態に移行することでいきいきとします。
      • 短期プロジェクトへの取り組みを依頼されて、短期間でたくさんの新しいことを学ぶことが求められ、そしてすぐにまた次の新しいプロジェクトに取り組んでいく必要のあるような、活気にあふれた職場環境のなかで力を発揮します。
      • 必ずしもその分野の専門家になろうとしているとか、専門的あるいは学術的な資格に伴う尊敬の念を求めていることを意味するわけではない。
    • 行動アイデア
      • 学び方を工夫してみよう。
      • 学習の進捗度を記録しましょう。
      • 変化を起こす人になりましょう。新しいことから吸収したいというあなたの意欲は他の人たちの懸念を和らげ、彼らを行動へと促します。この責任を担いましょう。
      • 詳細がよくわからない状態でも尻込みしないので、新たな状況に飛び込み、コンサルティング業務で卓越した手腕を発揮するかもしれません。
      • 学習に没頭しているときには、時間が経つのを忘れるほど集中します。仕事や約束などに邪魔されない時間に勉強時間を設定して、思う存分やりとげましょう。
    • 学習欲が高い人との働き方
      • この人が特定の分野で「第一人者」や「職場の専門家」となるのを奨励しましょう。有能でありたいというこの人のニーズを満たすでしょう。
  2. 収集心
    • 概説
      • 知りたがり屋。ものを収集する(言葉、事実、書籍、引用文、カードや写真など)。
      • いろいろなものに好奇心を覚える。
      • 物や情報を手に入れて集め、整理して保管し続けます。それがあなたの心を常にいきいきとさせます。そしておそらくある日、そのなかから役に立つものが出てくるでしょう。
    • 行動アイデア
      • 情報を保管し、簡単に探し出すことができる仕組みを考案しましょう。
      • 情報を単に蓄積しているだけではいけない。アウトプットがなければ、インプットは停滞する。あなたの知識からの恩恵を最も受ける人と共有しよう。
      • 意識して語彙を増やしましょう。新しい言葉を集めて、その意味を学びましょう。
    • 収集心が高い人との働き方
      • この人との共通の関心事を探し、それに関連する事実や話題を共有しましょう。
      • 会議中はこの人から情報を聞くようにしましょう。この人が持つ豊富な知識を活かす機会を探しましょう。
  3. 内省
    • 概説
      • 考えることが好き。頭脳活動を好む。
      • ひとりの時間を楽しむ人。なぜなら、ひとりでいる時間は黙想し内省するための時間だから。
    • 行動アイデア
      • 考えたことを日誌や日記に箇条書きで書き留めていきましょう。そこでのアイデアが、あなたの思考を生み出すための糧となり、価値ある洞察へと発展していくでしょう。
      • あなたが「偉大な思想家」と考える人たちとは意識的に関係を築きましょう。彼らの事例は、あなたを思考に集中させてくれます。
      • 計画の最初から最後までじっくり考えをめぐらせる時間があるときに、あなたは最高の力を発揮します。最終段階で加わると、すでに決定済みの事項を狂わせたり、あなた自身の洞察が手遅れとなったりする恐れがあります。
      • 人を知的で哲学的な討論に参加させることは、あなたが物事を理解するための方法の一つですが、このやり方はすべての人にはあてはまりません。挑発的な質問は必ず、あなたと同じように、こうした討論による意見交換を楽しめる人に対して向けるようにしてください。
      • 考える時間をスケジュールに入れましょう。書くための時間を作りましょう。書くことはあなたにとって、考えをまとめて具体化する最善の方法かもしれません。
    • 内省が高い人との働き方
      • 躊躇せず、この人の考えに挑みましょう。この人がそれを脅威として受け止めることはありません。逆に、あなたが自分に関心を持っている証拠として受け取るでしょう。
  4. 自我
    • 概説
      • あなたはとても意義のある人間として他人の目に映りたいと思っています。正確に言えば、あなたは認められたいのです。聞いてほしいのです。傑出したいのです。知られたいのです。特に、あなた独自の持ち前の強みで人に知られ、評価されたいと思っています。
      • 信頼でき、プロフェッショナルであり、そして成功している人として尊敬を受けたいと感じています。同様に、信頼でき、プロフェッショナルで、成功している人と働きたいのです。
      • 独立心旺盛なあなたは、仕事を単なる業務ではなく、自分の生き方そのものにしたいと考えています。そして、その仕事を好きなようにやらせてほしいし、自分のやり方でやるための余地を与えてほしいのです。
      • あなたの人生は、強く求める目標や成果、資格であふれています。それが、平凡から優秀な状態へとあなたを向上させ続ける。
    • 行動アイデア
      • 課題や行動を自分で決められる仕事や役割を選びましょう。
      • 評価はとても重要です。どんな評価を受けたいのか、どう気を配ったらよいのかを細部に至るまで想定しておきましょう。
      • あなたの夢や目標を家族や親友、同僚と共有しましょう。あなたは彼らからの期待に応えようと目標を達成するでしょう。
      • 常に、実績を念頭に置いておきましょう。<自我>の資質は、あなたを傑出した目標に向かわせようとしますが、あなたの実績はその目標に適っているでしょうか。でなければ、人はあなたを口だけの人と見なすかもしれません。
      • あなたは自分の仕事ぶりが人の目に触れるときに最もよい仕事をします。舞台の中央に立つ機会を探し、自分を埋没させる仕事は避けましょう。
      • これまで受けた評価や賞賛のうち、最高の瞬間はいつでしたか。それは何に関することでしたか。そして誰から受けたものでしたか。聴衆は誰でしたか。その瞬間を再現するために、あなたは何をしなければならないでしょうか。
    • 自我が高い人との働き方
      • この人は自主性を必要とする人だ、ということを知っておいてください。
      • この人には自由に戦略を立てて行動する余地を与えてください。しかし、決して無視してはいけません。
      • 知名度を上げ、突出する機会をこの人に与えてください。注目の的となるプレッシャーを楽しむでしょう。
  5. 目標志向
    • 概説
      • 「私はどこに向かっているのか」とあなたは毎日、自問します。
      • 明確な行き先を必要とし、それがないと、生活や仕事はたちまち苛立たしいものになる可能性があります。だから、毎年、毎月、毎週でさえ、目標を設定する。
      • 特定の行動が目標へ近づくために役に立つかどうかを本能的に評価し、役に立たない行動を無視します。
    • 行動アイデア
      • チームメンバーとしてのあなたの最大の貢献は、他の人たちに目標を設定させることです。
      • 他の人たちは、あなたほど効率的に考え、行動し、話していません。注意してください。彼らの「まわり道」が、発見や喜びをもたらすこともあるのです。
      • 必ず量と質の両方を考慮して目標を定めましょう。
    • 目標志向が高い人との働き方
      • この人は議題や予定がはっきりしていない会議が苦手です。この人が出席するときは会議の議題一覧を作成して、できる限りそれに沿って進めましょう。
      • 他の人たちの感情にいつも敏感であることを、この人に期待しないでください。多くの場合、人に気を配るよりも自分の仕事を終えることのほうが優先順位が高いからです。

 ときどき、読み返してみるということをしたいと思います。一緒に仕事をしている人にも、このストレングス・ファインダーをやってもらったらおもしろいかと思います。「自分がどんな資質を持っているのか」ということを知っていることは単純に仕事をするうえで、役に立つと思います。
 また、「その資質が高い人との働き方」も書かれているので、たとえばプロジェクトで自己紹介するときとか、Slackのプロフィールとかに、TOP5の資質を書いておくのもおもしろいかな、とも思いました。「為田裕行@学習欲・収集心・内省・自我・目標志向」、みたいな感じに書いてあることで、「その人をどう活かそうか」と考える最初の取っ掛かりになるかもしれません。

 実は、2001年にこの本の前の版で、一度ストレングス・ファインダーを受けていたのですが、そのときとTOP5は4つが同じ。2001年にやったときは、「調和性」が入っていましたが、それがなくなり「目標志向」が入りました。これは…仕事をしてきてちょっと強みが変わってきた、ということでしょうね。人は変われますね。どう変わったか、に自覚的でいることが大事だと思っています。


(為田)