教育ICTリサーチ ブログ

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【ニュース】デジタル問題集 ATLSがスマホ学習への対応開始&提供科目拡大&「Libry」へリニューアル

 以前、デジタル問題集ATLS(アトラス)を提供する株式会社forEst(フォレスト)の代表取締役CEOの後藤匠さんのインタビューを書きました。ATLSは「Adaptive Training Learning System」の略で、これまでの勉強方法とICTテクノロジーの融合を目指している自主学習支援アプリです。後藤さんは、サービスとして大事にしていることを、「“なめらかである”こと」と言っていましたが、まさに現状の学校の授業をなめらかにデジタルと接続するサービスだと非常に関心をもってチェックしていました。
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 そのATLSからニュースリリースが出ていましたので、紹介したいと思います。大きなポイントは3点です。

1.スマートフォンに対応したインターフェースを2019年3月リリース

 これまでタブレット端末向けだったATLSは、スマートフォン対応のインターフェースを2019年3月にリリースするとのことです。高校生がこれだけスマホをもっている状況で、学校で生徒に購入してもらっている問題集をデジタル問題集に変えて提供するATLSがスマホ対応すれば、高校生にとっては、とても有益だと感じます。
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 ATLSでは、アプリでは生徒一人ひとりに適した問題を自動出題していきます。
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 生徒はそれをノートに解いて、自己採点をし、解いたノートを撮影することで先生が問題ごとに教室の生徒たちのノートを見ることができるようになっています。
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2.生物・地学の提供を開始

 2019年4月より、新たに生物と地学の提供を開始するそうです。2017年4月のリリース時には数学だけだったのが、2019年4月に数学、英語、物理、化学、生物、地学というラインナップとなります。
 提供する教科については、後藤さんは、どの教科もATLSの学び方に適しているわけではない、ということをインタビューで言っていました。

 「“タブレットに文字を書けないんですか?”とか“自動採点しないんですか?”とよく訊かれるのですが、それでは僕はダメだと思っています」と後藤さんは言います。
 タブレットに文字を手書きさせない第一の理由は、高校生が受けるテストが、紙とペンを使ってするものだから、それに慣れてほしいということ。また、タブレットへの手書きの書き味も、まだ紙ほどの書き味はないと思っているそうです。第二の理由は、高校数学となると、問題を解くスペースがタブレットでは足りなくなってしまうためです。
 自動採点ではなく、自己採点をしてもらう理由は、問題の特徴のためです。高校数学になると、解答の仕方が複雑になり、証明問題などを解くようにもなります。それを自動採点できるように無理やり四択問題にしたり、自動採点が可能な形に置き換えたりしてしまうと、もともと持っているコンテンツの良さが失われたり、出題意図が変わってしまいます。それではコンテンツの良さを活かしていることにはならないと後藤さんは言います。


おせっかいな問題集ATLS(アトラス)を提供するforEst CEO後藤匠さん インタビュー No.1 - 教育ICTリサーチ ブログ

3.サービス名を「Libry(リブリー)」にリニューアル&社名も「株式会社Libry」に変更

 新しいブランドコンセプトを確立することを目的に、2019 年 3 月 14 日付で サービス名を「Libry」(読み方:リブリー)にリニューアルし、これに併せて社名を 「株式会社 Libry」に変更するそうです。
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