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192Cafe 公開イベント #1 私立小が創る未来の学び ~競争時代から共創時代へ~ レポート No.4(2019年1月19日)

 2019年1月19日に、聖徳学園中学・高等学校にて、192Cafe 公開イベント #1 私立小が創る未来の学び ~競争時代から共創時代へ~を開催しました。為田は、192Cafeに事務局として参加をしています。多くの方に参加していただいたこのイベントでは、SNSでの積極的な発信を推奨しており、僕も会場からできるかぎり、Twitterにて実況をしましたので、その様子をまとめてレポートしていきたいと思います。

 今回は、森村学園初等部の榎本昇 先生による分科会A「映像×ICTでチームを作る」のプレゼンテーションをレポートします。チームで映像制作をするプログラムについて説明していただきました。
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 チームの中で、「みんなで作る」ということにこだわるのではなく、むしろ完全に分業制にしているのが、「自分の得意なこと/やりたいことで貢献する」という働き方を体験することができていいと感じました。そうした働き方の方が、子どもたちが自分の将来において就く、ICTでフルサポートされた仕事の仕方に近いだろうと感じます。

 そうしたチームでの映像制作を通じて、どのような変容が子どもたちにあるのかについて、SROI(Social Return on Investment、社会的投資収益率)分析を発展させた形で活動の分析・評価をされているそうです。
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 榎本先生は、映像制作プロジェクトの指導効果最大化に向けて、3つのポイントを挙げていました。

  1. 役割ごとのグループワーク指導の重要性
    • 他児童とひとつの目標に向かい、共に活動することで成長する。
  2. チームワークによる問題解決への指導
    • 教員がどこまで児童の主体性や関係調整能力に任せるのか、加減が難しい。信頼関係が必要。
  3. チームごとの活動内容を発表する場の重要性
    • 定期的に活動内容を発表させていく。時期によっては毎時間行う。
    • 自己表現力育成のために、発表の場を持たせる。

 SROI的分析によって、チームによる映像制作プロジェクトがどのような成果を挙げているのかがわかるようになっているのがすばらしいと感じました。

 No.5に続きます。
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(為田)