井庭崇『クリエイティブ・ラーニング 創造社会の学びと教育』をじっくり読んで、Twitterのハッシュタグ「 #クリエイティブ・ラーニング 」を使って、ひとり読書会を実施したのをまとめておこうと思います。
今回は、序章「構成主義の学びと創造」のなかから「創造実践を支援するパターン・ランゲージ」の部分のメモをまとめました。
教師がジェネレーターとしての役割を求められるようになっていくこれからの時代に、強力な支援ツールとして「パターン・ランゲージ」を紹介しています。
ジェネレーターとしての教師に求められることは「かなり複雑度が上がり、より難しい役割を担うことになる。(略)創造的な学びと教育には、それを支援する強力なツール(道具)がある」(p.160-161)=創造実践を支援する「パターン・ランゲージ」 #クリエイティブ・ラーニング
— 為田裕行 (@Hiroyuki_Tameda) March 15, 2019
「パターン・ランゲージは、実践におけるよいやり方の経験則を言語化したものである。よい実践に潜む共通「パターン」を「ランゲージ」(言語)化するため、パターン・ランゲージと呼ばれている。」(p.161) #クリエイティブ・ラーニング
— 為田裕行 (@Hiroyuki_Tameda) March 15, 2019
パターン・ランゲージは、実践の経験則を体系化した言語」(p.163):どのような「状況」でどのような「問題」が生じやすく、それをどう「解決」し、「結果」はどうなるか、をまとめ、それに「名前」をつけている。 #クリエイティブ・ラーニング
— 為田裕行 (@Hiroyuki_Tameda) March 15, 2019
「パターン・ランゲージでは、経験則が文章として記述されているだけでなく、その経験則を指し示す言葉(名前)が与えられることで、その経験則について語ったり、考えたりすることが容易になるという効果がある。」(p.165) #クリエイティブ・ラーニング
— 為田裕行 (@Hiroyuki_Tameda) March 15, 2019
こうして経験則を指し示す言葉が与えられることは、とてもいいことだと思います。上手な教え方をする先生は、この能力が高いことが多いような気がします。
付録で、パターン・ランゲージがたくさん掲載されていますので、こういうことか…とわかりやすいと思います。
付録として、「クリエイティブ・ラーニングを支援するパターン・ランゲージ」が収録されています。ラーニング・パターンのなかでは、「量は質を生む」とか「プロトタイピング」とか、「「書き上げた」は道半ば」とか、「突き抜ける」とか、授業の中に入れたいな。 #クリエイティブ・ラーニング
— 為田裕行 (@Hiroyuki_Tameda) March 15, 2019
プレゼンテーション・パターンも使いたい:特に、「創造的プレゼンテーション」(プレゼンは「伝達」の場でなく、「創造」の場)、「メインメッセージ」「心に響くプレゼント」「メリハリ」「イメージの架け橋」(喩えや具体例を交えて、聴き手に理解しやすく)とか。 #クリエイティブ・ラーニング
— 為田裕行 (@Hiroyuki_Tameda) March 15, 2019
アクティブ・ラーニング・パターン《教師編》も、すごくいい。先生方が暗黙知としてやっていることはたくさんあるなー。で、これをこうして言語化することによって、語ったり考えたりすることができるようになるし、研修とかでもテーマとして扱いやすくなると思う。 #クリエイティブ・ラーニング
— 為田裕行 (@Hiroyuki_Tameda) March 15, 2019
アクティブ・ラーニング・パターン《教師編》の入手方法は、こちら。うちの会社にもひとつ、買おう。 https://t.co/q6Jhh4Vj32 #クリエイティブ・ラーニング
— 為田裕行 (@Hiroyuki_Tameda) March 15, 2019
No.4に続きます。
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(為田)