教育ICTリサーチ ブログ

学校/教育をFuture Readyにするために、現場目線での情報発信をしていきたいと思います。

授業で使えるかも?:生活の中で見つける問題+その解決策を考える≒プログラミング教育(とそれに代わるもの)

 こないだTwitterのタイムラインに流れてきた、冷水をサーバーに入れる作業の自動化の例が、とてもおもしろいなと思いました(リプライを読んでいると、どこの学校でもやっているみたいですけど)。

 こういうテーマを与えて、問題を設定し、それを解決するというプロジェクトにするのはおもしろそうだと思いました。この例だと、「人がついていないとサーバーに冷水を入れられない」が問題、その解決策を考える、というプロジェクトになります。

 7月から、ドコモ教育ICTセミナーの講師として、東北各県を回っているのですが、先日ある会議室で、下の写真のようなロックを見ました。
f:id:ict_in_education:20190816134425j:plain:w400

 普通のサムターンを、インターネット経由で機構を動かして物理的に回しています。この機構の部分をブロックなどで作って、プログラミングで解決するプロジェクトを立ち上げてみてもおもしろいのではないかと思いました。「理科室をアプリで解錠/施錠してみよう」とか、できないでしょうか。

 他にも、特急ひたちに乗ったときに、席の上のランプが席の状態によって色が変わるのですが、「空席が赤」「指定席発売済が緑」という色使いについてどう思うか、どういう仕様にすればわかりやすいか、ということを考えたりするのもおもしろそうかと思いました。
f:id:ict_in_education:20190816135740j:plain:w400

 こうして社会のさまざまな場所で、「ああ、もうちょっとこうできないかな?」と問題を発見し、解決することを考えるプログラミング教育になると、おもしろそうだと感じます。

 僕が個人的に思っているプログラミング教育で実現したいことは、「試行錯誤する習慣」と「問題発見解決能力」と「正解はひとつではない、という思考」です。これらは、プログラミングでなくても身につくけど、プログラミングで学ぶのが速そうだと思っているからです。
 でも、プログラミングがなくても、問題発見と問題解決をベースに置けば、僕がプログラミング教育で身につけてほしいことの多くは、実現するのかもしれない、とこないだコロナビールの缶をまとめるデザインを見て、思いました。

www.forbes.com

 子どもたちが「試行錯誤する習慣」と「問題発見解決能力」と「正解はひとつではない、という思考」を身につけるのに役立つ活動を埋め込んだカリキュラムを、2学期は一つでも多く考えて、設計して、実践したいなと思っています。

(為田)