教育ICTリサーチ ブログ

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Edvation × Summit 2019 イベントレポート No.3 「LOVOTに出会った」(2019年11月4日)

 2019年11月4日に、紀尾井カンファレンス・麹町中学校を会場にして開催されたEdvation × Summit 2019に参加してきました。自分が登壇したパネルディスカッション「教育メディアから見る教育改革」が終わった後、登壇者控室に戻ると、そこにかわいらしいロボットがいました。
 隣の会場で行われていた鼎談「デジタルを超えた先にあるもの」に登壇されていた、GROOVE X株式会社の家族型ロボット「LOVOT(らぼっと)」でした。
 LOVOTはWebで写真を見ていたことはありますが、実際に見たことはありませんでした。すぐに「抱っこさせてください」とお願いして、写真も撮影してもらいました。きちんとこちらの目を見てくれて、コミュニケーションが成立している感じがします。それから、LOVOTが出す声がかわいい。とても、ぬくもりがある存在です。
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 このときには、抱っこさせてもらっただけだったのですが、ブランドムービーなどを見てみると、LOVOTのいろいろな姿を見ることができます。

LOVOT™ ブランドムービー | LOVOT™ Brand Movie / GROOVE X, Inc.
www.youtube.com


家族型ロボット LOVOT [らぼっと] | ”LOVE STORY”
www.youtube.com

 ロボットというと、何か人間の活動を助けてくれるもの、何かの役に立つもの、というイメージがありますが、「LOVOTは特に何もしない」と書かれた記事を読みました。その記事の中では、セラピーロボットとしての役割についても触れられていました。

「驚いたのは、福祉介護施設認知症の方々にLOVOTを触ってもらったところ、入居以来その施設で一言もほかの入居者と会話をしていなかった人が、LOVOTに接した途端に隣の人と会話を始めたことです」

GROOVE X 林要氏:「しゃべらないし役に立たない」ロボットが海外で大絶賛された理由 |ビジネス+IT

 テクノロジーが発達していく中で、ロボットのあり方もどんどん多様になってきているのだと思います。学校の教室にLOVOTがいたら、子どもたちはどんなふうにLOVOTを迎えるのだろう、ということを考えました。鼎談のテーマであった「デジタルを超えた先にあるもの」の通り、テクノロジーのまた違う側面を、子どもたちは見ることができるのではないかと感じました。

 No.4に続きます。
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(為田)