書籍
河出書房新社の「14歳の世渡り術」シリーズの1冊、宇野常寛さんが書いた『ひとりあそびの教科書』を読みました。ひとりあそびの教科書 (14歳の世渡り術)作者:宇野 常寛河出書房新社Amazon 僕は大学くらいまでは、たまたま自分の趣味と合う友達が周りにいて、…
平井聡一郎 先生編の『GIGAにとどまる学校、学校DXに進化する学校』がオフィスに届きました。このなかで、僕は「4章 学校DXに進化するために、いまできること」を執筆させていただきました。GIGAにとどまる学校、学校DXに進化する学校: ネクストGIGAの新しい…
川口俊明先生編『教育格差の診断書 データからわかる実態と処方箋』を読みました。「教育格差の診断書」というタイトルのとおり、教育格差の実態がどんなものなのか、ということをさまざまな調査をベースにしながら読むことができる本です。専門的な統計の知…
考古学者でアナトリア考古学研究所長の大村幸弘 先生と、ヒッタイトを舞台にした漫画『天は赤い河のほとり』の作者 篠原千絵さんの対談集『ヒッタイトに魅せられて 考古学者に漫画家が質問!!』を読みました。ヒッタイトに魅せられて: 考古学者に漫画家が質問…
ポプラ社から『とけるとゾッとする こわい算数(1)』が発売されました。編集協力で関わらせていただきました。 「新感覚! ナゾトキ算数ホラー」というのがどんな感じかわかりにくいかもしれませんが、算数の問題を解いてみると、「ああ!」ってなって「こ…
明治図書様からご依頼いただき、『授業力&学級経営力』11月号に執筆させていただきました。11月号の特集は「AIで、先生の仕事はどう変わる?」です。授業力&学級経営力 2023年 11月号 (AIで、先生の仕事はどう変わる?)明治図書出版Amazon この特集のな…
今井むつみ先生らが書かれた『算数文章題が解けない子どもたち ことば・思考の力と学力不振』を読みました。今井先生らは、学習の認知メカニズムにもとづいて開発した「ことばのたつじん」と「かんがえるたつじん」という2種類のテストを広島県と広島県福山…
京都教育大学附属桃山小学校の若松俊介 先生から著書『教師の?思考 一人一人の子どもに「最適」な指導・支援を考え抜く』をお送りいただきました。教師の?思考 一人一人の子どもに「最適」な指導・支援を考え抜く作者:若松 俊介明治図書出版Amazon 若松先…
池田賢市さんの『学校で育むアナキズム』を読みました。「アナキズム」という言葉は、「無政府主義」という訳語で学校では習った記憶がありますが、読めば読むほどそんな感じではありません。「アナキズム」と検索したら、Wikipediaでは「国家や宗教など一切…
島根県立大学人間文化学部保育教育学科 の水内豊和 先生から、監修された書籍『特別支援教育×ロイロノート 個別最適化された学び・協働的な学びを実現するICT活用』をお送りいただきました。特別支援教育×ロイロノート:個別最適化された学び・協働的な学び…
泰山裕 先生編著の『「思考ツール×ICT」で実現する探究的な学び』を読みました。ICTで思考ツールを活用している授業を多く見ますが、より先生方のお役に立てるように、先生方に伝える言葉を得たいと思って読みました。「思考ツール×ICT」で実現する探究的な…
櫻木みわ さんの『コークスが燃えている』を読みました。コロナ禍の社会をがっちり舞台にした小説ははじめて読んだ気がします。ズシンと来る場面がたくさんあります。社会の制度設計、これでいいのか…?と考えさせられる。弱い立場の人たちにどんな状況が起…
宗實直樹 先生と椎井慎太郎 先生の共著『GIGAスクール構想で変える! 1人1台端末時代の社会授業づくり』を読みました。GIGAスクール構想で変える!1人1台端末時代の社会授業づくり作者:宗實 直樹,椎井 慎太郎明治図書出版Amazon 社会科は、1人1台の情…
宮台真司 先生と野田智義さんが大学院大学至善館で行った講義を再現した『経営リーダーのための社会システム論 構造的問題と僕らの未来』を読みました。「経営リーダーのため」ではありますが、社会がどんなふうに変わってきているのか、ということを知るこ…
國分功一郎さんと千葉雅也さんの著書『言語が消滅する前に 「人間らしさ」をいかに取り戻すか?』を読みました。あまり教育と関係ないか?という感じもする本ですが、「言葉」について考えるきっかけをたくさんくれる本でした。僕は、子どもたちとたくさん「…
佐藤学 先生の『新版 学校を改革する 学びの共同体の構想と実践』を読みました。先日読んだ、『学びの共同体の創造 探究と協同へ』の続きの学びです。読書メモとしてまとめたものを共有したいと思います。新版 学校を改革する──学びの共同体の構想と実践 (岩…
ジェ・ソンウンさんの『インフルエンサーのママを告発します』を読みました。インフルエンサーの母とその家族の物語。SNSとの付き合い方、承認欲求、肖像権などの権利、などなど、いろいろなことを考えられるストーリーでした。インフルエンサーのママを告発…
ロイロノート・スクールをはじめとする授業支援ツールを使った授業を多く見ているのですが、子どもたちの思考をサポートする形で活用するためにどんな使い方があるのか事例を知りたくて、立石俊夫 先生の著書『ロイロノート版 シンキングツールで授業を変え…
評論家の宇野常寛さんの著書『遅いインターネット』を読みました。2020年3月に紹介をしているのですが、2023年4月に文庫化されたのでそちらを読みました。 子どもたちがインターネットを使える学び場をどんなふうに作ればいいのかを考えるときに、宇野さんが…
前田康裕 先生の著書『まんがで知るデジタルの学び2 創造的な学びが生まれるとき』を読みました。まんがで知る デジタルの学び2:創造的な学びが生まれるとき (まんがで知るデジタルの学び)作者:前田 康裕さくら社Amazon 僕は学校の先生ではないし、学校の外…
佐藤学 先生の『学びの共同体の創造 探究と協同へ』を読みました。ある学校で校内研修の打ち合わせをしていたら、先生から「学びの共同体」を目指したい、という言葉が出たので、きちんと勉強したいと思ったからです(今まで読む機会がなかったのです…)。学…
成城学園初等学校の秋山貴俊 先生から、『はじめよう!デジタル・シティズンシップの授業』を送っていただきました。秋山先生は、この本のなかに実践事例報告を執筆しています。はじめよう!デジタル・シティズンシップの授業: 善きデジタル市民となるための…
2023年6月12日に新渡戸文化中学校・高等学校を訪問し、高校1年生の英語エンゲージメントの授業と中学校1年生~3年生の数学SPL(Self-Paced Learning)の授業を参観させていただきました。それぞれの授業の様子をレポートしました。 どちらの授業も、「自律す…
谷口隆さんの『子どもの算数、なんでそうなる?』を読みました。子どもが算数をする様子を丁寧に観察して、その誤り方はどうしてそうなったのか、ということを紹介してくれる本です。算数を子どもに教えたことのある人は、「あるある…」と思うことが多いので…
西村能一 先生の著書『科学の名著50冊がざっと1冊で学べる』を読みました。科学に興味を持ってもらえるコンテンツとして、どんなものがあるのかなと思って読んでみました。 学校の授業だけでなく、マンガ・ドラマ・映画などのエンタメなど、いろいろなきっか…
愛光中学・高等学校の松下直樹 先生から、教育あるある探検隊 編著『アナログ&デジタル 先生のお仕事 365日』を送っていただきました。松下先生は、この本の編著者のお一人です。さっそく読ませていただきました。アナログ&デジタル 先生のお仕事365日作者:…
永田希さんの『再読だけが創造的な読書術である』を読みました。僕はいろいろな本を雑多に読むのが好きです。そんななかで、「再読」している本が何冊かあります。そんな「再読」にどんな意味づけがされるのかなと思って読みました。再読だけが創造的な読書…
戸谷洋志さんの『SNSの哲学 リアルとオンラインのあいだ』を読みました。SNSとの付き合い方は、子どもたちにとっても、僕たち大人にとっても大事なことだと思っています。SNSと適正な距離をとって付き合うためにどんなことを考えられるのかを知りたくて読み…
「確かに教師は馬を水場に連れて行くことはできるが、水を飲ませることはできない。しかし、喉が渇く状態は作れるのだ」(Pham 2019) この「喉が乾く状態」を学習において作っていくのが学習者エンゲージメントという概念です。学習者の注意を引きつけ、有…
映画「ナチスに仕掛けたチェスゲーム」の予告映像を見て、おもしろそうだと惹かれ、いろいろと調べてみました。 royalgame-movie.jp 公式サイトに掲載されているコラム「シュテファン・ツヴァイクとその最後の作品」を読んで、この映画の原作が『チェスの話…