教育ICTリサーチ ブログ

学校/教育をFuture Readyにするお手伝いをするために、授業(授業者+学習者)を価値の中心に置いた情報発信をしていきます。

書籍

書籍ご紹介:『教科書を網羅しない授業をつくる』

関西学院初等部の宗實直樹 先生の著書『教科書を網羅しない授業をつくる』をお送りいただきました。いろんな学校へ伺わせていただいて、教科書のいろんな使い方も見てきたなかで、「教科書を網羅することに固執し過ぎていて、授業がその犠牲になっているので…

ひとり読書会:『新しい教育評価入門 人を育てる評価のために [増補版]』 No.4 「第3章 教育目標と評価 何を目標とすればよいのか」

西岡加名恵 先生・石井英真 先生・田中耕治 先生 編『新しい教育評価入門 人を育てる評価のために [増補版]』を読みました。今回は、「第3章 教育目標と評価 何を目標とすればよいのか」の読書メモを共有したいと思います。新しい教育評価入門〔増補版〕: …

ひとり読書会:『失敗の科学 失敗から学習する組織、学習できない組織』

マシュー・サイドの『失敗の科学 失敗から学習する組織、学習できない組織』を読みました。最近、自分で授業を設計するときに、「失敗するのをものともしないマインドをもってもらいたい」とか「失敗から学んで次に繋げる体験をしてもらいたい」ということを…

ひとり読書会:『叱らない時代の指導術 主体性を伸ばすスポーツ現場の実践』

島沢優子さんの『叱らない時代の指導術 主体性を伸ばすスポーツ現場の実践』を読みました。第一線で活躍するアスリートを育てたコーチ18人の人材育成術が紹介されている本ですが、ぜひ学校の先生に読んでもらいたいと思いました。先生方と共有したいな、と思…

ひとり読書会:『新しい教育評価入門 人を育てる評価のために [増補版]』 No.3 「第2章 教育評価の機能 何のために評価情報を用いるのか」

西岡加名恵 先生・石井英真 先生・田中耕治 先生 編『新しい教育評価入門 人を育てる評価のために [増補版]』を読みました。 今回は、「第2章 教育評価の機能 何のために評価情報を用いるのか」の読書メモを共有したいと思います。第2章は本当にたくさん赤…

ひとり読書会:『新しい教育評価入門 人を育てる評価のために [増補版]』 No.2 「第1章 教育評価の立場 評価の物差しにはどんな違いがあるのか」

西岡加名恵 先生・石井英真 先生・田中耕治 先生 編『新しい教育評価入門 人を育てる評価のために [増補版]』を読みました。 今回は、「第1章 教育評価の立場 評価の物差しにはどんな違いがあるのか」の読書メモを共有したいと思います。新しい教育評価入…

ひとり読書会:『新しい教育評価入門 人を育てる評価のために [増補版]』No.1 「はじめに」「序章 教育評価とは何か」

西岡加名恵 先生・石井英真 先生・田中耕治 先生 編『新しい教育評価入門 人を育てる評価のために [増補版]』を読みました。ものすごく長い時間をかけてじっくり読んでいましたが、アンダーラインをたくさん引きながら何度か読み直して、とても勉強になり…

教育理論を「発明」するのではなく、教育を「発見」すること

哲学者の鷲田清一 先生が書いた『新編 普通をだれも教えてくれない』を読んでいて、「哲学の「発見」」という文章に出会いました。 哲学は市井の多くのひとたちのなかに生きている。多くのひとたちによって生きられている。ほんとうに大事なものは何か、それ…

書籍ご紹介:『遊べる、学べる、役立てる 地理院地図の深掘り』

地図研究家・今尾恵介さんの『遊べる、学べる、役立てる 地理院地図の深掘り』を読みました。GoogleマップやGoogle Earthを使っている授業を見ることも多いですが、地理院地図はまた違う使い方ができそうだと思って、授業アイデアの引き出しを増やすために読…

書籍ご紹介:『学級づくりからはじめる自由進度学習』

生駒市教育委員会で学校の先生方を支えるお仕事をされている若松俊介 先生から、『学級づくりからはじめる自由進度学習』をお送りいただきました。若松先生、ありがとうございます。自分のペースで子どもが伸びる! 学級づくりからはじめる自由進度学習作者:…

教材で使えるかも:みずほフィナンシャルグループ「空想金融教室」

みずほフィナンシャルグループと空想科学研究所がコラボレーションして作っているサイト「空想金融教室」を知りました。さっそくサイトにアクセスしてみると、 サイトにはたくさんの授業が並んでいます。授業のタイトルは、「うさぎとかめ」「さるかに合戦」…

書籍ご紹介:『世界まちかど地政学NEXT』

地域エコノミスト 藻谷浩介さんの著書『世界まちかど地政学NEXT』を読みました。藻谷さんが自らその国に足を運んで書いた文章を読みながら、途上国問題・都市問題・民族問題・国民国家の問題・宗教問題を知ることができる本です。地政学云々というところより…

書籍ご紹介:『教科を越えた「書くこと」の指導 事実を伝え、意見を述べる力を育む』

島田康行 先生・渡辺哲司 先生 編の『教科を越えた「書くこと」の指導 事実を伝え、意見を述べる力を育む』を読みました。教科を越えた「書くこと」の指導—事実を伝え、意見を述べる力を育むひつじ書房Amazon 「序章 本書のなりたち」で、児童生徒に「書くこ…

ひとり読書会:『ケアと編集』

医学書院で〈ケアをひらく〉シリーズを創刊した編集者、白石正明さんの『ケアと編集』を読みました。最近、「ケア」という言葉をすごくよく聞くようになったし、〈ケアをひらく〉シリーズも気になっていたし、それが「編集」とどういう関係があるのだろう、…

書籍ご紹介:『探究の過程における すぐ実践できる情報活用スキル55 単元シートを活用した授業づくり』

僕は、「学校で探究的な学びや探究的な授業というものは、どうやって実現できるのだろう?」ということに興味があります。自分のする授業にも、少しでも「探究」っぽい何かを入れたいと思っています。探究的な授業づくりを勉強したくて、塩谷京子 先生の『探…

読書のSNS&記録アプリ「Reads」を使っていて、本の感想が勝手に共有できて、読みたい本がどんどん増える

読書のSNS&記録アプリ「Reads」を使っている、というエントリーを書きましたが、だんだん自分にとっての便利な使い方がわかってきた気がします。blog.ict-in-education.jp 読み終わった本をどんどんReadsに記録しているのですが、記録したら自分のプロフィ…

ひとり読書会:『書くことのメディア史 AIは人間の言語能力に何をもたらすのか』

言語学者のナオミ・S・バロン先生の著書『書くことのメディア史 AIは人間の言語能力に何をもたらすのか』を読みました。原題は「Who Wrote This? How AI and the Lure of Efficiency Threaten Human Writing(誰がこれを書いた?AIと効率の誘惑が人間の書く…

ひとり読書会:『友だち幻想 人と人の〈つながり〉を考える』

菅野仁 先生の『友だち幻想 人と人の〈つながり〉を考える』を読みました。僕はSNSを好きで使っていますが、そのなかでも人と人とのコミュニケーションや〈つながり〉が本当に難しくなってきているなと思っています。子どもたちにどんなふうにオンラインコミ…

書籍ご紹介:『苦手な読書が好きになる! ゼロからの読書教室』

読書猿さんの『苦手な読書が好きになる! ゼロからの読書教室』を読みました。読書に苦手意識をもつ原因となることが多い、「本は最初から最後まで通読しなくてはならない」「内容をしっかり理解しなくてはならない」などについて、「そんなことないよ」とフ…

書籍ご紹介:『スマホ片手に文学入門 検索で広がる解釈の楽しみ方』

小池陽慈 先生の『スマホ片手に文学入門 検索で広がる解釈の楽しみ方』を読みました。スマホ片手に文学入門 検索で広がる解釈の楽しみ方作者:小池陽慈笠間書院Amazon 「はじめに」のなかで、この本のタイトルの意図が紹介されていました。 え?「どうして『…

探究学習の設計に使えるかも:清教学園『総合的な学習の時間 卒業論文のデザイン 「なんでやねん」2025』

清教学園の先生方が作って、清教学園中学校・高等学校の生徒たちが実際に使っている卒業論文のテキストが公開されているとX(旧Twiitter)で知ってチェックしてみました。清教学園の先生がつくり、中高生が実際に使う卒業論文のテキストを公開中。自由研究や…

書籍ご紹介:『脱「学校」論 誰も取り残されない教育をつくる』

白井智子さんの著書『脱「学校」論 誰も取り残されない教育をつくる』を読みました。 白井智子さんは、1999年に沖縄でフリースクールの立ち上げに参加して、2年半校長を努めていた方です。このときの教え子たちとの座談会もこの本には収録されています。その…

やってみた:読書のSNS&記録アプリ「Reads」

読書のSNS&記録アプリ「Reads」を始めてみました。SNSやPodcastで知る本は、リアルではないけれど教えてもらったお薦めの本だと言えると思います。ただ、SNSとPodcastだと情報がたくさんありすぎるので、Readsを使ってお薦めの本を探したいな、と思っていま…

書籍ご紹介:『企業変革のジレンマ 「構造的無能化」はなぜ起きるのか』

宇田川元一 先生の著書『企業変革のジレンマ 「構造的無能化」はなぜ起きるのか』を読みました。「教育ICTリサーチブログなのに、ビジネス書、しかも経営論?」という感じがするかもしれません(まあ、このブログは教育と関係ない本もけっこう取り上げてるの…

学校での探究の授業のことを考えながら、『世界は夢組と叶え組でできている』を読みました。

最近、学校での探究に関わることが多いのですが、「なかなか全員が探究したい!と思うようなトピックに出会えるわけではないなあ…」と思うこともあります。もちろん、なるべく多くの児童生徒が「これを探究したい!」ということに出会えるといいなと思うので…

ひとり読書会:『群れから逸れて生きるための自学自習法』

向坂くじら さんと柳原浩紀さんの共著書『群れから逸れて生きるための自学自習法』を読みました。詩人で「国語教室ことぱ舎」の代表をされている、向坂くじらさんの対談を聴いて知ったこの本のタイトルに惹かれて読みました。 共著者の柳原さんもご自身で一…

書籍ご紹介:『100分de名著 アトウッド 侍女の物語 誓願 ディストピアへようこそ』

NHK「100分de名著」の2025年6月は、アトウッド『侍女の物語』『誓願』でした。指南役は翻訳家・文芸批評家の鴻巣友季子さんで、めちゃくちゃおもしろくて、テキスト『100分de名著 アトウッド 侍女の物語 誓願 ディストピアへようこそ』も買って読みました。…

書籍ご紹介:『エフェクチュエーション 優れた起業家が実践する「5つの原則」』

吉田満梨・中村龍太『エフェクチュエーション 優れた起業家が実践する「5つの原則」』を読みました。「エフェクチュエーション」は、世界的な経営学者 サラス・サラスバシー教授によって体系立てられた、優れた起業家の思考法だそうです。 エフェクチュエー…

王子の街を歩いて明治以降の産業の発展を探究したくなりました

こないだ東京都北区教育委員会へ伺う機会がありました。北区教育委員会はJR王子駅から歩ける滝野川分庁舎というところにあります(元・中学校の校舎をリノベーションして使っていていい感じです)。 王子の駅から飛鳥山公園を抜ける感じで歩いて行ったのです…

書籍ご紹介:『差し出し方の教室』

ブックディレクターの幅允孝さんの著書『差し出し方の教室』を読みました。幅さんのことは、NHKで放送されていた「理想的本箱 君だけのブックガイド」のなかで選書をされていたのを見ていたのですが、今回この本を読んで、公共図書館だけでなく、病院図書館…