ICTは学校現場に導入することによって、さまざまなことができるようになります。先生方が、「もうちょっと授業をこんなふうにしてみたいな」と思っていることや、「ここ、なんとかならないかなあ…」と思っていることなどを実現するために、ICTが活用されればいいと思っています。オフィスでのPC利用を考えるとわかりやすいように思います。みんな使い方はさまざまだし、職種によって使い方や使うシーンなどが変わってきます。
いまは、さまざまな機器やアプリ・ソフトの利用が広がってきていて、「いろいろなことができるようになりつつある」段階だと思っています。そうしたさまざまな使い方を先生方が見て、「あ、これは使ってみよう」と気軽にチャレンジする段階が次に来てほしいな、と思います。
そうした観点から、タブレット端末を活かした授業の実践事例を取り扱う、D-project編集委員会『つなぐ・かかわる授業づくり タブレット端末を活かす実践52事例』という本は、こうした段階に適している、と思いました。
扱われているシステムは、以下のようなものです。校種や科目などによって、重複して使われているものもありますが、実践事例をたくさん見せることで、先生方のICT活用の選択肢が広がることにつながっていけばいいな、と思います。
- 授業支援システム
- SKYMENU Class
- ジャストスマイル授業サポーター
- CB-Link SV
- 授業支援アプリ
- ロイロノート
- 交流している学校とつながり合うことができるインターネット上のシステム
- コラボノート
- 表現活動支援アプリ
- E-REPORT COMP
- 画面転送装置
- AppleTV
- プレゼン作成ソフト
- はっぴょう名人
- ピッケのつくるプレゼンテーション
- 動画編集ソフト
- アニメ作成アプリ
- Stop motion
- 手書きメモアプリ
- UPAD
- 2つの動画を並べて再生するアプリ
- CoachMyVideo
教育ICTリサーチでも、先生方の実践事例を紹介していく連載を企画中ですので、そちらもお楽しみに!