7月25日の古河市教育ICTフォーラムでは、基調講演やパネルディスカッションの時間に、別にセミナールームでiPad&アプリ体験セミナーが行なわれていました。ロイロ、MetaMoji、レゴエデュケーションと、古河市で使われているアプリがタイムテーブルに並びます。
そのなかで、JR四国コミュニケーションウェアの体験セミナーに参加しました。セミナーで使ったのは、「コラボノート」でした。
コラボノートは初めて使いましたが、「コラボノート交流学習サーバーで協働学習、交流学習がより身近になります」というもの。ブラウザベースで動作するのがいいかな、と。ただ、ちょっと遅いかな。ここはもう、どちらをとるか、という感じですよね。
ふせんやテキストボックスで、みんなで一緒に模造紙で何かを書く、というのをブラウザ上で実現するというツールです。
写真を撮影して貼り付けることもできるので、セミナー参加者全員がiPadを持ち出して写真を撮影し、それをコラボノートにアップする、というアクティビティを行ないました。
こうして教室から外に飛び出して、そこでの活動をすぐにネット上で共有したりするのは、タブレット(今回はiPad)を使った授業の強みです。さらに、セルラーモデルであれば、どこでもアップできますから。
今回のセミナーでは、アップされる写真に対して、先生がコメントをつけてくれていたので、そのコメントを読んで、また別の写真を撮りに行ったり、コメントにコメントを返したり、ということも行なわれていました。
いただいた資料の中には、「協働学習、交流学習の事例集 vol.3」というのがありました。
- 小学校国語で「経験したことを記録・報告する活動や、相手を説得するために意見を述べ合う活動、知識や経験を活用して論述する活動」を行う。
- 小学校社会で「社会的な事柄について、資料を読み取って解釈し、考えたことを説明したり、自分の意見をまとめた上で、お互いに意見交換をしたりする活動」を行う。
- 小学校算数で「言葉、数、式、図、表、グラフを使って論理的に考え、根拠を明らかにして筋道を立てて説明し、伝え合う活動」を行う。
- 小学校で、修学旅行で学習した成果を新聞形式にまとめて、ホームページで「修学旅行新聞」として発信する。
などのように、事例が紹介されていました。
サイトの方でも、交流学習を進められるようにコンテンツを創ってあり、また協力してくれる企業を募っていたりします。
www.collabonote.com
児童生徒側の方で、入力スピードが紙と同程度であれば、非常におもしろい実践になるかな、と思いました。