FabLab Kamakuraに行ってきました
先日、FabLab Kamakuraに行ってきました。FabLab Kamakuraの代表・渡辺ゆうかさんに会ってきました。とても特徴あるオフィス外観です。
FabLabで育てられる子ども像
渡辺さんが実行委員長をつとめているFab Learn Asia 2015(2015年12月12日・13日開催@横浜)の中身について、お話を伺ってきました。
www.fablearnasia.org
渡辺さんに、「どんな子どもを育てたいですか?」と質問したら、「自分でやってみる。身の周りにある身近な課題をテクノロジーと知識とで解決していくことで、周りを元気にすることができる子」と答えてくれました。
身の周りにある身近な課題をテクノロジーと知識で解決していく、というのは、すでにいろいろな事例が出てきています。こうした問題発見・解決能力は、今後ますます求められるスキルだと思います。プログラミングとも似て、自分で問題を発見して、解決のための方策を考えて、それを試して、また直して、解決にいたる、というプロセスを学べます。
でも、プログラミングよりも「手で触れられるもの=タンジブル」だからこそ、親しみやすい、というのもあるのではないかと思うのです。
そうした観点から、僕はFabLearn Asia 2015にとても興味があります。プログラムを見ていただければ分かりますが、非常に多様な話を聴くことができそうです。
どんな話が聴けるのかについては、これから少しずつシリーズ化してお伝えしていきたいと思っています。
▼FabLabのおもしろさは、クリス・アンダーソン『MAKERS--21世紀の産業革命が始まる』などが参考になると思います。
[asin:B009SKVI90:detail]FabLearn Asiaの前夜祭的に… STEM STUDY NIGHT #2
来月のFabLearn Asia 2015の前に、11月13日(金)にFabLearn Asia 関連企画 として、STEM STUDY NIGHT #2というイベントが開催されます。
STEM教育とは、「科学(Science)、テクノロジー(Technology)、エンジニアリング(Engineering)、数学(Math)に重点をおく領域を横断した学びのデザイン」です。このSTEM教育について、以下のような目的意識で考えるイベントです。
まずはSTEMありきの議論ではなく、今回は日本の教育現場が抱えている課題は一体なんなのか?そうした課題に対して、テクノロジーを用いて創造的に解決することはできるのか? 実践している学校では、何が行われているのか?地域や企業と連携した問題解決のあり方は可能か?いろいろな視点でこれから教育や学習のあり方を考えていきます。
STEM教育についての国際的なネットワークを持つ方が多く会場にいらっしゃいます。そのまま学校現場に入れるのはまだまだ難しいかもしれませんが、「どういう方向に進むことができるのか、進む可能性があるのか」ということを知っておいて、それを学校にどう取り入れていけるのかを考えに来ませんか。
- 日時
- ゲスト
▼イベント詳細、参加のお申し込みはこちらから!
http://peatix.com/event/127966/viewpeatix.com
僕もまだまだSTEM教育、FabLabなどについては、勉強中なので、会場でいろいろな方の話を伺うのを楽しみにしています。民間でFabLabですでに活動をされている方々と、学校教育関係者との関係が新しく築ける場所になるのではないかと思っています。
みんなで繋がって、またひとつ、学校に新しい可能性を増やしましょう。
(為田)