教育ICTリサーチ ブログ

学校/教育をFuture Readyにするお手伝いをするために、授業(授業者+学習者)を価値の中心に置いた情報発信をしていきます。

Synodos「子ども1人に1台のICT利用――スウェーデン先進事例に学ぶ 国際大学GLOCOM / 監修 豊福晋平」

 Synodosで「子ども1人に1台のICT利用――スウェーデン先進事例に学ぶ 国際大学GLOCOM / 監修 豊福晋平」が掲載されています。2015年4月21日にGLOCOMで開催された公開コロキウムについてのレポートです。ほぼ1年前の公開コロキウムですが、為田も参加させてもらい、非常に興味深かったのを思い出しました。スウェーデンストックホルム郊外にあるソレントゥナ市(Sollentuna kommun)の教育関係者4人を招いて、政治主導で2009年に1:1コンピューティング(生徒1人につきPCあるいはタブレット1台)を決定し、段階的に導入してきたソレントゥナ市のキーパーソンの講演を聴くことができました。ソレントゥナその結果、生徒の成績ランキングは全国18位(2009年)から4位(2014年)へと大きく改善したそうです。
synodos.jp
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 この公開コロキウムの中で紹介された、WTL(Write to Learn)という学習モデルが非常に興味深かったです。いろいろな学校でのICT導入のサポートをさせていただいたり、授業設計のお手伝いをさせていただいたりしていますが、このときに聴いたWTLの考え方や手法を学校の先生方に紹介する機会が多かった1年だったな、と改めてこうして振り返って思います。
 公開コロキウムに参加した後、自分でこのブログにもエントリーを書いていたので、参考にリンクします。Synodosのレポートのようにきれいにまとまってはいないのですが、ご参考に。
blog.ict-in-education.jp


 2016年度の授業がまた始まります。新たにお付き合いが始まる学校もあるので、こうしたWTLのエッセンスを入れて、児童生徒の学びの機会を広げていければと考えています。


 また、この記事を読んで、『智場#120特集号 子どもの未来と情報社会の教育』を購入しました。こちらもおもしろそうです。


(為田)