AERA2017年2月20日号の特集が「地図で見える真実」「地図であぶり出す未来」でした。
「地図で見える真実」の方では、Benjamin D. Hennigさんが作っている、Views of the Worldが紹介されています。カルトグラム(統計地図、[英]cartogram)と呼ばれる、統計データに基づいて面積や距離を伸縮した地図を用いて、さまざまなデータを表しているのが非常におもしろいです。
ヘニッグ氏は同様の手法で、HIV感染の広がり、北極の氷の厚さ、世界のワイン生産量、EUの域内貿易の現状、原子力とそのリスクなど、多くのテーマでカルトグラムを作製。
実際に、Views of the Worldにアクセスしてみると、「Coast Lines」という記事がありました。
海岸線の長さを面積を用いて表しているカルトグラムが載っています。地図を拡大表示して、日本を見てみます。地図の右上の方ですが、不格好に太っている日本列島を見ることができます。日本の海岸線が長いことをこうしたカルトグラムで見ることもできます。こうした地図を授業の導入に使ってみる、またはカルトグラムで表せるかもしれないデータを考えてみる、などという授業もおもしろいかもしれません。(カルトグラムを作るまではさすがに難しいと思うので…)
また、以前に紹介したアプリ「こちずぶらり」も特集内で取り上げられていました。
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(為田)