先日、小学校4年生の息子の夏休みの宿題である星空観察を手伝いに行きました。近所の、空がきれいに見えるところへ。息子は、自分のiPadでStar Walkを起動して空にかざしています。
探しているのは、夏の大三角。こと座のあたりを頑張って探しています。僕もiPhoneで一緒に探してみました。ディスプレイ上では、こんなにきれいにこと座のあたりは見えます。
が、リアルでは真上に木があって、見えません。星空観察…難しい課題です。
アプリできれいな星空が見えるから、興味を持ってリアルに星空を見上げる、ということもできるのだと思います(ARで目に見える星に説明が出てくれるモードがいちばんいいと思いますが…)。
ちなみに、星空観察カードも書かなければなりません。南の方角をあわせて、見えるたてものを書いて、こぶしの大きさで高度を測って、星を記入するそうです。
iPadを与えて、アプリをインストールしてあげて、使わせておいて言うのはなんですが、僕は先生が提示した課題の学習目標をきちんと満たすことができているのでしょうか。ずるいショートカットを、iPadを使って与えてあげただけなのかもしれない…とちょっと考えてしまいます。
「南の方角をあわせる」ことは、コンパスを使います。iPadだと簡単にできてしまいます。学校でもらったコンパスでしなければならないだろうか。そもそも、星空から夏の大三角をきちんと教科書や図版だけを使って見つけなければいけなかっただろうか?iPadのアプリで見つけて、「この星はどれだろう?」と、あとから星空を探すのでもいいのだろうか…。でも実際問題として、教科書や図版を見て、「あの星がベガだよ」と教える自信は僕にはありません。まったくわからない親よりはましでしょうか…。
結局、雲もかかっていて、この日は夏の大三角を見つけられず…。またの機会を待たなければならなくなりました。個人的には、アプリで星空を楽しみながら、夏の大三角を探せればそれでOKかなあ、と思います。でも、観察カードを書けないな…。
この宿題、どういう学習目標を設定しているのか、教えてほしいな、と思いました。
(為田)