教育ICTリサーチ ブログ

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やってみた: iPad Proで手書きメモに挑戦してみた

 8月から、iPad Proを使う機会があって、ときどき持ち歩いています。これによって稼働しているのは、iPad miniSurface Pro、iPad Proの3台になりました。
 iPad Proはいちばん大きいサイズ、12.9インチで、Surfaceよりも大きいのです。キーボードがあるからテキスト入力には適しているかと思いつつ、それならSurfaceと用途がかぶるので、よりいろいろなことができるSurfaceの方を使ってしまう、というふうな感じでした。
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 先日、学校で授業見学をさせてもらう機会があり、その機会にiPad ProとApple Pencilを使って、今までノートを使ってとていたメモをiPad Proのメモ帳アプリを使ってやってみることにしました。Apple Pencilは初体験。
 …結果、手書きによるストレスはほとんどなし。字が汚いのは僕の問題です。Apple Pencilのせいではない。これによって、手に持っているApple Pencilをちょっとポケットに入れて、というのはありますが、文字を書くのと授業の様子を撮影するのがひとつの道具でできるようになりました。手に持っていなければいけない道具が減るのはいいことです。写真を撮影しやすいです。
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 そうすると、iPad Pro、もう少し画面が小さいものを使ってみたくなりました。カメラとして構えるには、ちょっと大きいのです…。でも画面が小さくなると手書きでメモをとるには物足りなくなるだろうか…、といろいろと考えが広がります。
 そもそも、Surfaceでも同じことが可能かもしれず、試してみようと思いました。

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 と、ここまで書いて、こうした道具というのは人によってまったく使い方が違うものだ、という当たり前なことに思い至ります。使い勝手も違うし、情報をどんなふうにインプットするのを好むか、どんなふうにアウトプットするのを好むか、も人それぞれです。
 情報端末をどういうふうに使うかを子どもたちに選ばせる、ということは、「こんなふうに使えるよ」という例をたくさん実践させて、「あ、自分はこういう使い方があっている」と見つけさせるということをしなければなりません。

 今までなんとなく、「いや、手書きはいいや…」と思っていた自分でも、試してみると「あ、これは…」と発見がいろいろあったので、児童生徒にもいろいろな使い方を触ってもらって、情報のインプット/アウトプットの選択肢を増やしてもらいたいな、と思いました。
 選択肢を持っていて、結果として「使わない」はまったく問題ありません。問題は、「選択肢として持っていない」(=コンピュータを使えない)ということだと思っています。

 人生、勉強の連続だな、と思います。僕がiPad Proでノートをとっているシーンを見かけたら、「あ、実験してるんだなあ」と温かい目で見守ってください。

(為田)