NIN_NINという、ボディシェアリングをコンセプトとしたロボットがあります。NIN_NINは、忍者のデザインをして、肩に乗せて歩けるロボットです。
ボディシェアリングは、「テクノロジーの力を使って、身体の機能を他人にシェアする」ことです。ムービーがありますので、これを見ると、どんな機能なのかがわかると思います。
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ビデオの中では、視覚が不自由な人に、NIN_NINのカメラを通じて、足が不自由な人が視覚をシェアしています。代わりに、足が不自由な人はまるで自分が歩いているかのような体験をシェアすることができます。目と足をシェアしているということになります。こうして身体機能をシェアし合うことができるようになります。
以前、教えに行っていた小学校で、盲体験を総合的な学習の時間のなかでしていました。そこにこのようなテクノロジーを組み合わせても、授業として成立するのではないかと思いました。このように身体機能をシェアできるテクノロジーは、高齢社会である日本で大いに役立つのではないかと思います。
NIN_NINのプロジェクトのビジョンは、以下のようになっています。
私たちは、Body Sharingを通じて、以下の目的を達成しようとしています。
高齢化社会の問題解決だけでなく、より幅広いテーマで考えるきっかけになるかもしれません。NIN_NINの機能を出発点として、問題発見・解決型の授業をスタートしてみてはいかがでしょうか。
(為田)