教育ICTリサーチ ブログ

学校/教育をFuture Readyにするお手伝いをするために、授業(授業者+学習者)を価値の中心に置いた情報発信をしていきます。

教材で使えるかも?:政府広報「Society 5.0(ソサエティ 5.0)」

 1月3日に、地上波初放送ということで「君の名は。」が放送されました。その中で放送された、「Society 5.0」というCMにびっくりしました。「君の名は。」の中でヒロイン・宮水三葉を演じた上白石萌音さんが目覚めてから学校へ登校するまでの間に、ドローン宅配、在宅医療、AI家電、クラウド会計、自動走行のバスなどの近未来に実現するであろうサービスが紹介されていきます。
 「どこの会社のCMだろう?」と思ったら、政府広報でした。高視聴率が期待される「君の名は。」に、主演の一人である上白石萌音さんをキャスティングしてCMを打つとは…。やるなあ、とも思いましたし、本気なのだなあと感じました。

 CMの最後に、「Society 5.0 coming soon...」と表示されます。CM放送直後に、YouTubeにこのCMをアップされていないか検索しましたが、残念ながらアップはされていませんでした。でも、この政府広報「Society 5.0(ソサエティ 5.0)」には公式サイトがあり、そこでCMを見ることができます。
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https://www.gov-online.go.jp/cam/s5/www.gov-online.go.jp

 WEB限定ムービーが公開されていて、そこでCMを見ることができます(5分もあったかな、あのCM?)。また、ムービーの中に登場するテクノロジーについての解説も読むことができます。

  • ドローン
  • AI家電
  • 医療・介護
  • スマートワーク
  • スマート経営
  • 自動走行

 将来の社会に登場するテクノロジーをこうしてムービーで見られると、イメージしやすいと思います。こうしたテクノロジーが「なぜ必要なのか」などを考えることは、「問題解決型授業PBL(Problem Based Learning)」の教材として扱いやすそうだな、と感じました。
 また、それぞれの解説の中には、「くらす」と「はたらく」の項目があり、暮らしがどう変わるのかというだけでなく、働き方がどう変わるのかもわかるようになっています。どのような社会問題を解決できそうなのかまで含めて、教材として活用できるのではないかと思います。

(為田)