2018年8月3日に開催された、Classi FAN MEETINGに参加させていただきました。Classi(クラッシー)は、先生の授業や生徒指導、生徒の学習などをICTでサポートする学習支援プラットフォームで、全国の4割超となる2,100校以上の高校(中高一貫校を含む)に導入されているという。今回のFAN MEETINGには、200人を超える先生方とパートナー企業の方などが参加していました。
今回は、「Learning Trip ~アンバサダー先生によるClassi活用事例~」についてレポートします。Learning Tripは、全国の学校からFAN MEETINGに参加している21人のアンバサダー先生による、Classi活用事例の紹介です。
Learning Tripは前半と後半に分かれていて、合わせて21のポスターセッションが行われました。参加者は自由にプレゼンテーションを聴きに行くことができます。参加者は皆、カラフルなClassi Tシャツを着ています。
いくつかのポスターセッションを聴かせていただいて感じたのは、Classiが果たしている“プラットフォーム”としての役割の大きさです。全部で21人のアンバサダー先生がポスターセッションをしましたが、使い方は学校ごとにいろいろです。
以下、紹介された事例の学校名とテーマを記載します。
- 秋田県立秋田南高等学校「~学習Planning~生徒の学習管理力を育てるClassiの活用」
- 東北学院中学校・高等学校「Classiフル活用!」
- 仙台育英学園高等学校「校内グループで時空を超えろ!~校内グループ活用による情報共有とコミュニケーション」
- 東京都立三鷹中等教育学校「ICTを活用した授業改善~授業リフレクションの活用~」
- 三田国際学園中学校・高等学校「“学び”と“成長”の蓄積を可能にするデジタルツール」
- 東京立正中学高等学校「Classiを活用したポートフォリオ」
- 佼成学園中学校高等学校「コミュニケーションに特化したClassi活用」
- 明星中学校・高等学校「キャリア教育の支援に役立つClassi活用」
- 神奈川県立上鶴間高等学校「生徒のスマートフォンを利用した朝自習の取組み」
- 日本大学高等学校・中学校「Classi活用による学校の活性化」
- 東海大学付属諏訪高等学校「自ら学ぶ生徒を育てるために」
- 日本大学三島高等学校・中学校「奥が深い!~手間をかければかけるほど有効なClassi~」
- 立命館守山中学校・高等学校「学力向上に寄与するClassi活用」
- 立命館守山中学校・高等学校「生徒・保護者・教員の学校生活を支えるClassi活用」
- 関西学院千里国際中等部・高等部「デジタルネイティブ世代への新しい教育 ポータルサイトの活用を考える」
- 大阪市立咲くやこの花中学校・高等学校「探究学習を通した「学びに向う力」の育成 ICTを活用したスピーキング・リスニング指導」
- 大阪府立東百舌鳥高等学校「東百舌鳥高校のトライアル&エラー~学びに向かう力を育むClassiの活用」
- 高槻中学校・高等学校「Classiを活用した「学び」と「評価」のリデザイン~ポートフォリオ・アンケート機能の活用例とそのポイント」
- 聖カタリナ学園高等学校「Classiをいかに校内に浸透させるか」
- 佐賀県立致遠館中学校・高等学校「総合的かつ効率的に学習効果を高めるClassi活用」
- 長崎南山中学校高等学校「学びの質向上のためのClassiポートフォリオ活用」
例えばポートフォリオは、学びの質を向上させるために使っている学校もありますし、面談資料として進路指導に使うという学校もあります。また、Webテストもさまざまな使われ方が紹介されていました。Webテストを実施すると紙で課題を出すよりも提出率が高い、という報告もありました。また、夏休みには毎日Webテストを配信したという学校もありましたし、朝自習に活用している、という学校もありました。
学校によって、「どう使いたいか」がバラバラなのは当然であり、むしろ、さまざまな「使いたい」方法を許容して、その使い方を実現できるのがClassiの良さなのだと思います。
No.3に続きます。
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(為田)