教育ICTリサーチ ブログ

学校/教育をFuture Readyにするお手伝いをするために、授業(授業者+学習者)を価値の中心に置いた情報発信をしていきます。

授業で使えるかも?:地域の問題を解決するアプリ開発プロジェクト+オンラインでプログラミング講義

 今回は「こういうのに興味がある方、いますか?」というエントリーです。詳しくは以下に書きますが、概要としては以下のとおりです。

  • 地域課題を解決するアプリを創るプロジェクトを学校が設定
  • プログラミングを教える部分は、オンラインで学ぶ場を用意する
  • 興味がある人、連絡ください

課題は地域で設定するプロジェクト

 プログラミングのいろいろな実践を見ていて、「自分で問題を探して、解決するプログラムを作りましょう」というところが、本当に自由で楽しいところなんだけど、自分が小学生、中学生くらいのときだったら、むしろこれがつらかっただろうな…と思っています。僕は、「何か作ってごらん」と言われてホイホイできるタイプでは全然なくて、むしろ「この問題を解決しなさい」とある程度の枠がある方が考えやすいタイプでした。スタート地点としては、それくらいのほうがやりやすい子も多いんじゃないかな、と思って。
 そういう意味で、依水園の観光案内のためにCreative Cloudを活用した奈良県磯城野高等学校の「ココニワプロジェクト」のような組み方の方が、僕は取り組みやすい子どもだったように思っています。
f:id:ict_in_education:20181123063629p:plain

techtarget.itmedia.co.jp

 こうして地域に密着したプロジェクトは、地域ごとに課題が存在するので、学校/学区/教育委員会という単位で考えるといいかな、と思いました。奈良県のように名勝や史跡を使ったり、地域の名産品などと組み合わせることができるのではないかと思いました。

プログラミングはオンラインで学ぶ場を用意する

 一方で、そうした課題を見つけた後で、それを実現するためのプログラミングについては、高度な形になることが予想されるので、その部分については外部のプログラミングスクールと完全に協力するという形はどうかと思っています。
 動画講義+オンラインミーティングでグループごとや個人ごとにフォローする仕組みを作れるなら、授業で(あるいはクラブ活動、課外活動で)、地域課題を解決するアプリづくりというプログラミングの授業ができるのではないかな、と思っています。

できないかな?

 こういうの、どうですかね。プログラミングスクールの方は、「あ、それうち、やれるような気がします」というところはあると思うので、こういう座組みに興味がある先生/学校/教育委員会の方、ご連絡をSNSやコメントなどでいただければと思います。一度、ミーティングしませんか?

(為田)