井庭崇『クリエイティブ・ラーニング 創造社会の学びと教育』をじっくり読んで、Twitterのハッシュタグ「 #クリエイティブ・ラーニング 」を使って、ひとり読書会を実施したのをまとめておこうと思います。
今回は、「第2章 自ら学ぶ学級をつくる 岩瀬直樹 × 井庭崇」のところからメモをまとめます。テーマは、子どもたちが学校で自ら学んでいくために、どのように環境づくりをすればよいのか、です。
岩瀬先生:「最初は「このクラスに自分が関わると何かが変わるぞ」というところから始め、次に共同で学んだりサポートしあったりしながら学ぶための環境をつくっていくのです。これを僕は「学びのコントローラーを自分で持つ」と読んでいます」(p.341-342) #クリエイティブ・ラーニング
— 為田裕行 (@Hiroyuki_Tameda) April 3, 2019
岩瀬先生:作家の時間を導入→「そうすると、すごい勢いで書き始めるんです。書いたら修正して、校正して、清書して、出版して、誰かに読んでもらって―すると、読者の反応が返ってくるんですよ。「自分の作品には読者がいたんだ」ということを体験する」(p.344) #クリエイティブ・ラーニング
— 為田裕行 (@Hiroyuki_Tameda) April 3, 2019
井庭先生:「つくったものの受け手、この場合は読者がいるというのは本当に大切なことですね。僕も、大学の授業でのレポート提出を、教員の僕だけが見ることにはしたくないんですよ。僕が読んで評価するためだけに書く課題では、」書く側にも読む側も虚しい(p.345) #クリエイティブ・ラーニング
— 為田裕行 (@Hiroyuki_Tameda) April 3, 2019
井庭先生:「だから、レポートは履修者が相互に読める仕組みにしています。他の人が何を学び何を考えたのかを知ることができるとともに、自分のレポートも他の人に読まれるということが織り込まれます」(p.345-346)→Googleドライブで共有したら、初等中等教育でもOK #クリエイティブ・ラーニング
— 為田裕行 (@Hiroyuki_Tameda) April 3, 2019
書いたものをみんなで読めるようにするのは、本当におもしろい試みだと思います。どこかの現場でじっくりとやってみたいな、と思います。
岩瀬先生:「学年を組んだ先生と、四月の最初に一時間ずつお互いのインタビューをします。どこで生まれて、どんな人生を歩んできて、なぜ先生になったのかとか、先生をやってきて一番嬉しかったことや悲しかったことは何か、これからの理想」をひたすら一人が語る(p.380) #クリエイティブ・ラーニング
— 為田裕行 (@Hiroyuki_Tameda) April 3, 2019
岩瀬先生:「その人の自伝のようなものは、他者にさまざまな影響を及ぼします(自伝的反応)。ですからお互いの背景にある物語を共有することからスタートするのです。そのあとに、「僕たちはこの学年をどうしたいか」というビジョンを徹底的に話しあいます。」(p.380) #クリエイティブ・ラーニング
— 為田裕行 (@Hiroyuki_Tameda) April 3, 2019
岩瀬先生の現場での積み重ねから出てくる言葉が、本当に勉強になる章でした。
No.6に続きます。
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(為田)