教育ICTリサーチ ブログ

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教材で使えるかも?:米作りが重要なゲーム「天穂のサクナヒメ」

 米作りがテーマになっている、「天穂のサクナヒメ」というゲームがあると聞いて、どんなものなのだろう…と思っていたら、紹介する記事を見つけました。JAや農林水産省とのコラボもされているそうです。
 どうやら米作りが非常に重要な要素としてゲームの中に組み込まれているようです。

bunshun.jp

 どんなゲームなのだろうと思って、ゲーム大好きなTBSアナウンサー宇内梨沙さんのYouTubeチャンネルでやっているゲーム実況動画も見てみました。ゲーム実況動画、生まれてはじめてこんなにしっかり見ました。子どもたちに人気だし、どんなものなのかと思っていたのですが、見てみると意外とおもしろいですね…。
 米を作る部分は、育成ゲームというかシミュレーションゲームっぽいですが、それ以外にストーリーを進めていくにはアクションゲームっぽい要素のところをクリアしていかなくてはならないので、僕にはきっとこれは無理や…と思っていますが、それでもゲーム実況動画ならばそれなりに楽しめる。子どもの頃、友達の家で友達がやっているスーパーマリオをずっと見ていて楽しかったのと同じ感じかもしれないなと思いました。
www.youtube.com

 「天穂のサクナヒメ」の米作りパートについては、「米作りのいろいろなノウハウが細かく設定されていて、米作り部分が育成ゲームとしてよくできている」と、現役水稲農家の方が語っているPodcastもありました。こちらも大変おもしろかったです。

 授業のなかで「天穂のサクナヒメ」をみんなでやってみて、稲作について考えてみましょう、みたいなのは時間的にもさすがに難しいかな、と思うわけですが、それでもこのゲームをやったことがある人が稲作に興味をもったりすることもあるかもしれません。
 ゲームだけでなく、ドラマ、音楽、映画、小説などなどさまざまなエンターテイメントも、子どもたちの学びのスイッチを教えてくれたり教材になったりする要素になり得るものだなあ、と思いました。

 これは、昨年読んだC.M.ライゲルース、B.J.ビーティ、R.D.マイヤーズ『学習者中心の教育を実現するインストラクショナルデザイン理論とモデル』でも書かれていたことです。
blog.ict-in-education.jp

 何だって学びになり得るという姿勢をもって、子どもと接していきたいな、と思いました。

(為田)