教育ICTリサーチ ブログ

学校/教育をFuture Readyにするお手伝いをするために、授業(授業者+学習者)を価値の中心に置いた情報発信をしていきます。

森村学園初等部 授業レポート No.4(2021年5月31日)

 2021年5月31日に、森村学園初等部を訪問し、峰岡正裕 先生が担当する2年生の図画工作の授業を見学させていただきました。この日は、「きょうりゅうたちのパレード」という授業で、コマ撮りアニメーションを作れるアプリ「komakoma」を使って、新聞紙とガムテープで作った恐竜が動くアニメーションを撮影していました。

KOMA KOMA for iPad

KOMA KOMA for iPad

  • TriggerDevice Co.,Ltd
  • 教育
  • 無料

 図工室では、テーブルや廊下など、思い思いの場所で、自分が作った恐竜を撮影していました。目標としては、「恐竜が動いて見えるように工夫して撮影しよう」と峰岡先生は言っていました。
 自分の作った作品が動けばいいのに、と思ったことはほとんどの大人があるのではないかと思います。子どもが自分の恐竜を動かしたい!と思う気持ちを大事にしている授業だと感じました。子どもたちの創造力を広げるための道具として、iPadが活躍しています。
f:id:ict_in_education:20210609130040j:plain

 子どもたちは、iPadの箱を使ってiPadを固定して、手や筆箱などが入らないように注意しながらみんな撮影をしていました。2年生が使っていたiPadは学校管理の共用のものなので、台数分のiPadの箱があり、頑丈で支えにもなるし、返却するときにも箱に入れて返却できて便利だと思いました。
f:id:ict_in_education:20210609130122j:plain

 アニメーションが撮影できたら、ロイロノート・スクールに書き出して、題名と説明を書いて、提出します。自分が作った恐竜を自分でアニメーションにして動かせば、いろいろな説明を書いてみたくなります。文章を長く書く子もいるし、絵文字などを組み合わせて使っている子もいました。
f:id:ict_in_education:20210609130223j:plain

f:id:ict_in_education:20210609130255j:plain

 また、ロイロノート・スクールで共有することによって、クラスメイトの作ったアニメーションを見て、説明の文章を読むこともできます。アニメーション作品の展示の場としても、一人1台のiPadが活用されていました。

 No.5に続きます。
blog.ict-in-education.jp


(為田)